ヴィクトル・ベッテンドルフ(ルクセンブルク)がグランプリ1.50mを制する/2023ヴィラモウラ・アトランティックツアー ウィーク4

ヴィラモウラツアー

[2023ヴィラモウラ・アトランティックツアー ウィーク4/CSI3*VillaMoura]

現地時間19日、2023ヴィラモウラ・アトランティックツアー ウィーク4(開催地:ポルトガル/ヴィラモウラ)最終日に行われたグランプリ1.50m(標準障害飛越競技238.2.2/150cm)にて、ヴィクトル・ベッテンドルフ(ルクセンブルク)&シモロ・デ・ラ・ローク号が優勝。2位にジェームス・スミス(イギリス)&アークガ号、3位にリッケ・アンデルセン(デンマーク)&チャッシーニ号が入った。

第1走行

出場33人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のリッケ・アンデルセン(デンマーク)&チャッシーニ号。続いて、13番のカスパー・H・ハンセン(デンマーク)&カトリーネルンド・サティスファクション号減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、ヴィクトル・ベッテンドルフ(ルクセンブルク)&シモロ・デ・ラ・ローク号、ガイ・ウィリアムズ(イギリス)&アーニー・オブ・グリーンヒルZ号、アレクサ・フェレール(フランス)&アルカ・デ・ラ・ハートZ号、ジェームス・スミス(イギリス)&アークガ号、アンドレア・ヘルク(ルーマニア)&イプシロン・ド・ルーラール号の5人馬がクリアラウンド。トータル7人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの35.34をマークしたヴィクトル・ベッテンドルフ(ルクセンブルク)&シモロ・デ・ラ・ローク号見事にグランプリ1.50mを制し、優勝賞金13,150ユーロ(約188万円を)を獲得した。

続いて、ジェームス・スミス(イギリス)&アークガ号が減点0、35.74秒で2位、リッケ・アンデルセン(デンマーク)&チャッシーニ号が減点0、40.53秒で3位、ガイ・ウィリアムズ(イギリス)&アーニー・オブ・グリーンヒルZ号が減点0、41.66秒で4位、アンドレア・ヘルク(ルーマニア)&イプシロン・ド・ルーラール号が減点4、36.31秒で5位に入った。

シモロ・デ・ラ・ローク号はフランス産のザンガーシャイド種(10歳牡馬)。2021年よりヴィクトル・ベッテンドルフ(ルクセンブルク)とコンビを組み、2022年にスペインのCSI3*、CSI2*でグランプリ優勝、CSI4*で145cmクラス2勝、ハブサイド・フォールツアー2022(CSI5*Grimaud)で155cmクラス優勝などの成績を残している。

PHOTO:© VillaMoura Equestrian Centre

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。