中障害飛越競技A決勝は林 義昌&デスペラードAM号(北総乗馬クラブ)が優勝/全日本障害馬術大会2020 PartⅠ

全日本障害馬術大会

[全日本障害馬術大会2020 PartⅠ]

11月15日、全日本障害馬術大会2020 PartⅠ(開催地:日本中央競馬会馬事公苑/東京都世田谷区)最終日に行われた中障害飛越競技A決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/140cm以下)にて、林 義昌&デスペラードAM号(北総乗馬クラブ)が優勝。2位には森本健史 &ヴァイスファーデン号(犬山乗馬クラブ)、3位には伊藤昌展&コラミー号(日本中央競馬会馬事公苑)が入った。

全日本障害馬術大会2020 PartⅠ 実施要項・タイムテーブル/2020 年11月13日(金)~ 11月15 日(日)

第1走行

出場23人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番の片山 篤&キャヴェンディッシュ号(徳島乗馬倶楽部)。続いて、15番の伊藤昌展&コラミー号(日本中央競馬会馬事公苑)が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、一昨年のチャンピオンである19番の片山 篤&クールK号(徳島乗馬倶楽部)、21番の森本健史 &ヴァイスファーデン号(犬山乗馬クラブ)、22番の林 義昌&デスペラードAM号(北総乗馬クラブ)がクリアラウンドし、ジャンプ・オフはトータル5人馬で争われることになった。

なお、昨年この競技を制した佐藤 泰&慈龍号(明松寺馬事公苑)は途中棄権で敗退。予選S&Hを制した中野善弘&CRNベガス号(乗馬クラブクレイン千葉富津)は減点4、予選標準を制した岩館正彦&CRNコスタブラバ号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)は減点8でジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切った伊藤昌展&コラミー号(日本中央競馬会馬事公苑)が41.23秒でクリアラウンド。先に減点10で走行を終えていた片山 篤&キャヴェンディッシュ号(徳島乗馬倶楽部)をかわして、首位に立つ。

続く3番目、2年ぶりの優勝を狙った片山 篤&クールK号(徳島乗馬倶楽部)は減点8で敗退が決定。しかし、4番目の森本健史 &ヴァイスファーデン号(犬山乗馬クラブ)は38.85秒でクリアラウンド。伊藤をかわして、首位に躍り出る。

そして、いよいよ最終5番目の林 義昌&デスペラードAM号(北総乗馬クラブ)がアリーナへ。大きなプレッシャーがかかる中でスタートを切った人馬だったが、一番時計を0.47秒だけ更新する38.38秒でクリアラウンド。見事に中障害飛越競技A決勝を制し、優勝賞金60万円を手にした。