[全日本障害馬術大会2020 PartⅡ]
12月27日、全日本障害馬術大会2020 PartⅡ（開催地：三木ホースランドパーク／兵庫県三木市）2日目に行われたダービー競技決勝（115cm以下）にて、広田龍馬＆グッドルーカス号（那須トレーニングファーム）が優勝。2位には佐藤 泰＆黒姫号（長野県馬術連盟）、3位には佐藤 泰＆ハリーM号（明松寺馬事公)が入った。
第1走行
出場27人馬のうち、最初のクリアラウンド（減点0で走行を終えること）は、2018年にダービー競技決勝を制している1番の佐藤 泰＆黒姫号（長野県馬術連盟）。続いて、4番の広田龍馬＆グッドルーカス号（那須トレーニングファーム）が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ（優勝決定戦）が成立する。
その後、5番の縄田雄飛＆ヴィドック・デ・ラ・ポルカ号（同志社大学馬術部）、11番の濱谷はるひ＆クロレスティーモ号（乗馬クラブクレイン東京）、21番の山本 一＆ルスティカーナ号（鳥取県馬術連盟）、25番の大久保正輝＆グレイトフルマッシュルーム号（那須トレーニングファーム）、27番の佐藤 泰＆ハリーM号（明松寺馬事公苑）、28番の細野 光＆アップトゥーユー号（八王子乗馬倶楽部）の6人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフ（優勝決定戦）は8人馬で争われることになった。
ジャンプ・オフ（優勝決定戦）
迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターの佐藤 泰＆黒姫号(長野県馬術連盟）が第1走行に続いてのクリアラウンド。48.28秒の好タイムをマークし、後続にプレッシャーをかける。しかし、2番目の広田龍馬＆グッドルーカス号（那須トレーニングファーム）がそのタイムを0.7秒更新する47.58秒でクリアラウンド。佐藤をかわして、首位に立つ。
続く3番目の縄田雄飛＆ヴィドック・デ・ラ・ポルカ号（同志社大学馬術部）、4番目の濱谷はるひ＆クロレスティーモ号（乗馬クラブクレイン東京）、5番目の山本 一＆ルスティカーナ号（鳥取県馬術連盟）、6番目の大久保正輝＆グレイトフルマッシュルーム号（那須トレーニングファーム）は、いずれもクリアラウンドを逃して敗退。
7番目の佐藤 泰＆ハリーM号（明松寺馬事公苑）はクリアラウンドするも、タイムは54.54秒と広田には大きく及ばず。そして、最終8番目の細野 光＆アップトゥーユー号（八王子乗馬倶楽部）は1つバーを落として減点4フィニッシュ。
以上の結果、広田龍馬＆グッドルーカス号（那須トレーニングファーム）が見事にダービー競技決勝を制し、優勝賞金30万円を獲得。グッドルーカス号（那須トレーニングファーム）は広田の息子である広田大和とのコンビで中障害飛越競技D決勝も制しており、今大会2冠達成となった。
