ジュニアライダー障害飛越選手権は吉野真奈&セナビス号(STAR HORSES)が制する/全日本ジュニア障害馬術大会2019

全日本障害馬術大会

[全日本ジュニア障害馬術大会2019]

8月5日、全日本ジュニア障害馬術大会2019(開催地:御殿場市馬術・スポーツセンター/静岡県御殿場市)最終日に行われたジュニア年代(14~18歳)日本一決定戦・ジュニアライダー障害飛越選手権(標準障害飛越競技/120cm以下)にて、吉野真奈&セナビス号(STAR HORSES)が優勝。2位には飯隈亮介&クレオパトラ号(鹿児島県馬術連盟)、3位には尾野綺乃&フェラーリ号(ホースランチKYRA)が入った。

第1走行

出場41人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番の櫻井綾音&アサクサショパン号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)。続く3番の柴田 駿&ウィリー・サン号(ホースファームエルミオーレ三河高原)も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、国民体育大会2018で少年・トップスコア競技を制した予選首位通過の中島双汰&ダイワシュガー号(中島トニアシュタール)、予選2位通過の長谷川晶子&ラ・ラピーヌ・クリスタル号(那須トレーニングファーム)など18人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル20人馬で争われることになった。

なお、国民体育大会2018で少年・二段階走行競技を制した安西紘一&フェリックス号(STAR HORSES)は減点4、全日本ジュニア障害馬術大会2018でチルドレンライダー選手権を制した中島妃香留&ひなざくら号(中島トニアシュタール)は減点5でいずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4番目にスタートを切った飯隈亮介&クレオパトラ号(鹿児島県馬術連盟)が第1走行に続いてのクリアラウンド。40.47秒の好タイムをマークし、首位に立つ。

続いて、6番目の長谷川晶大&ラ・ラピーヌ・クリスタル号(那須トレーニングファーム)、7番目の尾野綺乃&フェラーリ号(ホースランチKYRA)、8番目の蒲原宏典&クラリス号(高知ホースライディングクラブ)、10番目の小泉徳馬&ワトソン号(南軽井沢ライディング倶楽部)、13番目の光森美綺&ドルス号明石乗馬協会)が減点0でフィニッシュするが、タイムは尾野の40.53秒が最高で飯隈には届かない。

しかし、17番目の吉野真奈&セナビス号(STAR HORSES)が40.23秒でクリアラウンド。一番時計を0.24秒だけ更新して堂々首位に躍り出ると、18番目の道下せな&セルヴィス号(カシオペアライディングファーム)も減点0で続くが、タイムは42.78秒と大きく及ばず。

さらに、19番目の長谷川晶子&ラ・ラピーヌ・クリスタル号(那須トレーニングファーム)、最終20番目の中島双汰&ダイワシュガー号(中島トニアシュタール)はいずれも一番時計を上回るハイペースでコースを駆け抜けたが、長谷川は5つ目、中島は最終障害でバーを落とし、減点4フィニッシュ。

以上の結果、吉野真奈&セナビス号(STAR HORSES)が見事にジュニアライダー障害飛越選手権を制し、飼育奨励金10万円を獲得した。