滝澤和希&CRNディガー号(乗馬クラブクレイン千葉富津)がヤングライダー障害飛越選手権を制覇/全日本ジュニア障害馬術大会2019

全日本障害馬術大会

[全日本ジュニア障害馬術大会2019]

8月4日、全日本ジュニア障害馬術大会2019(開催地:御殿場市馬術・スポーツセンター/静岡県御殿場市)最終日に行われたヤング年代(16~22歳)の日本一決定戦・ヤングライダー障害飛越選手権(標準障害飛越競技/130cm以下)にて、滝澤和希&CRNディガー号(乗馬クラブクレイン千葉富津)が優勝。2位には垂脇昴祐&サンスクリット号(ドリームファーム)、3位には竹下菜月&メジャーブラウン号(駿ホースクラブ)が入った。

第1走行

出場19人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は9番、全日本障害馬術大会2015 PartⅡで中障害飛越競技D決勝を制した原 理沙子&ロイヤルブラン号(リトルホースクラブ)。続いて、15番の垂脇昴祐&サンスクリット号(ドリームファーム)が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、クリアラウンドしたのは、予選第2戦の標準障害飛越競技を制した16番の滝澤和希&CRNディガー号(乗馬クラブクレイン千葉富津)、予選首位通過の20番、竹下菜月&メジャーブラウン号(駿ホースクラブ)のみとなり、ジャンプ・オフはトータル4人馬で争われることになった。

なお、ディフェンディングチャンピオンの上野きり&クワコート号(つま恋乗馬倶楽部)は減点8、全日本障害馬術大会2016 PartⅡで中障害飛越競技C決勝を制した木村早紀子&ヴェリシナ号(STAR HORSES)は減点4で走行を終え、いずれもジャンプ・オフに駒を進めることはできなかった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターの原 理沙子&ロイヤルブラン号(リトルホースクラブ)が4つ目のダブル障害で2反抗失権。2番目の垂脇昴祐&サンスクリット号(ドリームファーム)も5つ目の障害で1落下があり、減点4で走行を終える。

しかし、3番目の滝澤和希&CRNディガー号(乗馬クラブクレイン千葉富津)は第1走行に続いてクリアラウンド。43.07秒の好タイムをマークし、首位に躍り出る。そして、最終4番目の竹下菜月&メジャーブラウン号(駿ホースクラブ)は3つ目、4つ目の障害で続けてバーを落とし、減点8でフィニッシュ。

以上の結果により、滝澤和希&CRNディガー号(乗馬クラブクレイン千葉富津)が見事にヤングライダー障害飛越選手権を制し、飼育奨励金15万円と副賞のエルメス賞(オーダーメイド鞍)を獲得。全日本ジュニア障害馬術大会2016でのジュニアライダー選手権(馬匹はタガノマキシマム号)に続く、2階級制覇をはたした。