[オータムMET2022 ツアー1 ウィーク3/CSI3*Oliva]
現地時間16日、オータムMET2022 ツアー1 ウィーク3(開催地:スペイン/オリーヴァ)最終日に行われたCHGグランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mルナ・ファント・ロイタースホフZ号が優勝。2位にメラニー・クロアレック(フランス)&ノラ・デ・マリポーサ・プレヴィル号、3位にトマス・ガリレア(アルゼンチン)&ヴェルティゴ・ワフ号が入った。
第1走行
出場34人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のマリー・デモンテ(フランス)&ドリス・デュ・ファール号。続いて、7番の二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mルナ・ファント・ロイタースホフZ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク6位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&ダラス・ベガス・バティリー号、ジェニー・ランキン(アイルランド)&イマール号、メラニー・クロアレック(フランス)&ノラ・デ・マリポーサ・プレヴィル号、トマス・ガリレア(アルゼンチン)&ヴェルティゴ・ワフ号など6人馬がクリアラウンド。トータル8人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の36.41秒をマークした二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mルナ・ファント・ロイタースホフZ号が見事にCHGグランプリを制し、優勝賞金12,875ユーロ(約186万円を)を獲得した。
続いて、メラニー・クロアレック(フランス)&ノラ・デ・マリポーサ・プレヴィル号が減点0、36.69秒で2位、トマス・ガリレア(アルゼンチン)&ヴェルティゴ・ワフ号が減点0、40.28秒で3位、ベン・マー(イギリス)&ダラス・ベガス・バティリー号が減点4、34.35秒で4位、マリー・デモンテ(フランス)&ドリス・デュ・ファール号が減点4、36.75秒で5位に入った。
H&Mルナ・ファント・ロイタースホフZ号はベルギー産のザンガーシャイド種(10歳牝馬)。2021年より二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)とコンビを組み、同年にオランダのCSI2*で145cmクラス優勝、グランプリでも2位に入っている。
PHOTO:© Hervé Bonnaud/1clicphoto.com
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。