ニコラス・デルモット(フランス)がRWEノルトライン・ヴェストファーレン賞が制する/CHIOアーヘン 世界馬術フェスティバル2021

ロレックス・グランドスラム

[CHIOアーヘン2021/CSIO5* RGS(ロレックス・グランドスラム Aachen]

現地時間17日、CHIOアーヘン 世界馬術フェスティバル2021(開催地:ドイツ/アーヘン)8日目に行われたRWEノルトライン・ヴェストファーレン賞(標準障害飛越競技238.2.2/155cm)にて、ニコラス・デルモット(フランス)&ウロヴォソ・デュ・ロック号が優勝。2位にスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号、3位にヤナ・ワーガース(ドイツ)&リムビリッジ号が入った。

第1走行

出場50人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、9番のヤナ・ワーガース(ドイツ)&リムビリッジ号。続いて48番、世界ランク4位で史上唯一ロレックス・グランドスラムを達成しているスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、クリアラウンドしたのは、49番のニコラス・デルモット(フランス)&ウロヴォソ・デュ・ロック号のみとなり、ジャンプ・オフはトータル3人馬で争われることになった。

なお、世界ランク1位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は途中棄権、同ランク3位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は減点8、5位でパンアメリカン競技大会2019個人・団体二冠のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)は減点4でフィニッシュ。

さらに、世界ランク6位で2020東京五輪個人金メダリストのベン・マー(イギリス)、同ランク9位のケビン・スタウト(フランス)は減点8、10位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)も減点4でのフィニッシュとなり、いずれも第1走行での敗退が決まった。

また、日本の佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)&サフィア・デ・ラック号は減点8、福島大輔(STAR HORSES)&カタール3号は減点9で走行を終え、こちらもジャンプ・オフに駒を進めることができなかった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切ったスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号が45.81秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたヤナ・ワーガース(ドイツ)&リムビリッジ号のタイムを上回り、首位に躍り出る。

しかし、最終3番目のニコラス・デルモット(フランス)&ウロヴォソ・デュ・ロック号がそのタイムを0.78秒更新する45.03秒でクリアラウンド。見事にRWEノルトライン・ヴェストファーレン賞を制し、優勝賞金50,000ユーロ(約644万円)を獲得した。

PHOTO:Rolex Grand Slam / Peggy Schröder