ダニエル・コイル(アイルランド)がロンジングランプリを制覇/CHIOロッテルダム2022

FEIネーションズカップ

[CHIOロッテルダム2022/CSIO5* Rotterdam]

現地時間26日、CHIOロッテルダム2022(開催地:オランダ/ロッテルダム)最終日に行われたロンジングランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ダニエル・コイル(アイルランド)&オーク・グローヴス・カーライル号が優勝。2位にケビン・ヨーケムス(オランダ)&コルネットボーイ号、3位にジュリアン・エパイヤール(フランス)&カラコール・デ・ラ・ローク号が入った。

CHIOロッテルダム2022 開催案内/2022年6月23日(木)~6月26日(日)

第1走行

出場45人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のロリ・マイティリノウ(ギリシャ)&ラーティスタ・デ・トクサンドラ号。続いて、3番のダグラス・リンデロウ(スウェーデン)&シェルドン号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク10位でFEIヨーロッパ選手権2009個人金メダリストのケビン・スタウト(フランス)&ボンド・ジェームスボンド・デ・ヘイ号、同ランク14位のジュリアン・エパイヤール(フランス)&カラコール・デ・ラ・ローク号、ピーター・デボス(ベルギー)&ナスカー・ヴァント・シアムショフ号、ダニエル・コイル(アイルランド)&オーク・グローヴス・カーライル号、オリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&ル・ブルー・ダイヤモンド・ヴィト・ルイターショフ号など12人馬がクリアラウンド。トータル14人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク6位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)、同ランク13位のデニス・リンチ(アイルランド)は減点8、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2003・2006・2009チャンピオンのマーカス・アーニング(ドイツ)は途中棄権、FEIヨーロッパ選手権2013個人金メダリストのロジェ・イブ・ボスト(フランス)は減点4に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、7人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の36.69秒をマークしたダニエル・コイル(アイルランド)&オーク・グローヴス・カーライル号が見事にロンジングランプリを制し、優勝賞金37,500ユーロ(約532万円)を獲得した。

続いて、ケビン・ヨーケムス(オランダ)&コルネットボーイ号が減点0、37.20秒で2位、ジュリアン・エパイヤール(フランス)&カラコール・デ・ラ・ローク号が減点0、37.49秒で3位、パトリック・レメン(オランダ)&エグジット・レモ号が減点0、38.48秒で4位、グレゴリー・コタール(フランス)&ビビチ号が減点0、39.04秒で5位に入った。

オーク・グローヴス・カーライル号はベルギー産のホルシュタイナー種(14歳牡馬)。ロルフ・ヨーラン・ベントソン(スウェーデン)、ヨルン・デュベルダム(オランダ)とのコンビを経て、2021年よりダニエル・コイル(アイルランド)とコンビを結成。同年にベルギーのCSI4*で150cmクラス優勝、2022年にオドラム・ブラウンBCオープン(CSIO5*Vancouver)で150cmクラス優勝という成績を残してい。。

PHOTO:© CHIO Rotterdam

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。