ドイツなど8チームがFEIネーションズカップ・ファイナル 予選ラウンドを通過/CSIOバルセロナ2021

FEIネーションズカップ

[CSIOバルセロナ2021/CSIO5*-NC Final Barcelona*]

現地時間1日、CSIOバルセロナ2021(開催地:スペイン/バルセロナ)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ・ファイナル2021 予選ラウンド(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、ドイツ・スペイン・オランダ・ブラジル・スウェーデン・アイルランド・アメリカ・ベルギーの上位8チームが決勝ラウンドに進出。9位以下のチームがチャレンジカップへまわることとなった。

この競技には、アイルランド・アメリカ・イタリア・イギリス・ウズベキスタン・オランダ・カナダ・スイス・スウェーデン・スペイン・ドイツ・ノルウェー・フランス・ブラジル・ベルギー全15チーム(各チーム3~4人馬)が出場し、全人馬が1回ずつ走行。そのうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、より総減点の少ないチームが上位となる。予選通過ラインに同じ総減点のチームが複数並んだ場合は、合計タイム差により順位をつけ、決勝進出チームを決定する。決勝ラウンドへ進出できるのは予選ラウンド上位8チームで、9位以下はチャレンジカップへまわる。

予選ラウンド

15チームが出場した予選ラウンドでは、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、アンドレ・ティエメ(ドイツ)&DSPチャカリア号、クリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号が減点1でフィニッシュしたドイツが、総減点2で首位発進。

続いて、エドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&レジェンド号、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&アラモ号、マヌエル・フェルナンデス・サロ(スペン)&ジャーリン・デ・トーレス号の3人馬が減点1でフィニッシュしたホスト国・スペインが、総減点3で2位に。また、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号、サネ・タイセン(オランダ)&コン・クイダムRB号がクリアラウンドしたものの、ハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号など他の2人馬が減点4だったオランダが、総減点4で3位につけた。

さらに、ブラジルが総減点5で4位、スウェーデンが総減点9で5位、前回(2019年開催。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止)チャンピオンのアイルランドが総減点10で6位、同じく総減点10だったアメリカが6位タイ、ベルギーが総減点12で8位となり、ここまでの8チームが3日に行われる決勝ラウンドへ駒を進めた。

以下、総減点12でベルギーと並んだノルウェーはタイム合計差で9位、総減点13のイギリスが10位、総減点15のイタリアが11位、総減点19のスイスが12位、総減点22のフランスが13位となり、ちらの7チームが2日のチャレンジカップへ。失権となったカナダとウズベキスタンは順位がつかず、予選ラウンドで姿を消した。

PHOTO:©FEI