マクレーン・ウォード(アメリカ)がトルマリンオイルカップを制す/CSIOスプルースメドウズ・マスターズ2021

ロレックス・グランドスラム

[CSIOスプルースメドウズ・マスターズ2021/CSIO5* RGS(ロレックス・グランドスラム)Spruce Meadows]

現地時間10日、CSIOスプルースメドウズ・マスターズ2021(開催地:カナダ/スプルースメドウズ)2日目に行われたトルマリンオイルカップ(標準障害飛越競技238.2.2/155cm)にて、マクレーン・ウォード(アメリカ)&HHアズール号が優勝。2位にナイエル・ナサール(エジプト)&イゴール・ヴァン・デ・ウィットモーラ号、3位にケント・ファリントン(アメリカ)&クリーダンス号が入った。

第1走行

出場28人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、6番のナイエル・ナサール(エジプト)&イゴール・ヴァン・デ・ウィットモーラ号。続いて、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017を制したマクレーン・ウォード(アメリカ)&HHアズール号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク13位のケント・ファリントン(アメリカ)&クリーダンス号、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018を制したビージー・マッデン(アメリカ)&ブレイトリングLS号、エドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5チャガヌス号、エリン・バラード(カナダ)&ガキア号など6人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル8人馬で争われることになった。

なお、世界ランク3位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は途中棄権、同ランク4位で史上唯一のロレックス・グランドスラム達成者であるスコット・ブラッシュ(イギリス)、10位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)は減点1で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのナイエル・ナサール(エジプト)&イゴール・ヴァン・デ・ウィットモーラ号が減点3でフィニッシュ。しかし、2番目のマクレーン・ウォード(アメリカ)&HHアズール号は37.38秒でクリアラウンドをきめて、首位に立つ。

そして、後続は3番目のティファニー・フォスター(カナダ)&ハミルトン号、5番目のケント・ファリントン(アメリカ)&クリーダンス号、7番目のエリン・バラード(カナダ)&ガキア号、最終8番目のビージー・マッデン(アメリカ)&ブレイトリングLS号が減点4でフィニッシュしたが、クリアラウンドする人馬は現れず。

以上の結果、マクレーン・ウォード(アメリカ)&HHアズール号が見事にトルマリンオイルカップを制し、優勝賞金34,250カナダドル(約293万円)を獲得した。

PHOTO:© Spruce Meadows Media/Mike Sturk