個人戦はベン・マー(イギリス)、団体戦はベルギーが首位に浮上/FEIヨーロッパ選手権2019

世界選手権・大陸選手権

[FEIヨーロッパ選手権2019/FEI European Championships]

FEIヨーロッパ選手権(開催地:オランダ/ロッテルダム)3日目の現地時間22日。個人戦2次予選 兼 団体戦決勝 ラウンド1(標準障害飛越競技/160cm)が行われ、個人戦では、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、団体戦ではベルギーが首位に浮上した。

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70人馬が出場した個人戦では、1次予選で個人2位につけていたベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。総減点0.62をキープして、個人首位に浮上した。続いて、1次予選で個人5位につけていたスティーブ・ゲルダ(スイス)&アルブフレンズ・ビアンカ号、個人6位につけていたアレクシス・デローヴ(フランス)&ティモン・ドゥオー号もクリアラウンドし、ゲルダが総減点1.31の個人2位、デローヴが総減点1.40の個人3位へと順位を上げた。

また、上位3人馬と同じく減点0で走行を終えたダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号が総減点1.47の個人4位、ジョス・バルーイ(ベルギー)&イゴール号が総減点1.68の個人5位、シモーヌ・ブラム(ドイツ)&DSPアリス号が総減点2.21の個人6位、マーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が総減点3.46の個人7位に浮上。一方、減点4でのフィニッシュとなったペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mオール・イン号、マックス・クーナー(オーストリア)&シャルドネ97号は、フレデリクソンが総減点4.00の個人8位、クーナーが総減点4.40の個人9位に順位を落とした。

以下、個人10位のグレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&MJTネヴァドスS号、個人13位のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号、個人20位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号、個人24位のマーカス・アーニング(ドイツ)&コム・イル・フォート号、個人25位のペネロペ・ルプレボ(フランス)&バンクーバー・デ・ランロール号、個人34位のケビン・スタウト(フランス)&カレヴォ2号など、上位50位までの人馬が翌日のラウンド2に駒を進めた。

15チームが出場している団体戦では、ジョス・バルーイ(ベルギー)&イゴール号、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&MJTネヴァドスS号、ピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号の3人馬がクリアラウンドしたベルギーが、総減点11.07をキープして、1次予選団体8位から団体首位へ大きくジャンプアップ。対して、1次予選で団体首位に立っていたドイツは、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号、シモーヌ・ブラム(ドイツ)&DSPアリス号がクリアラウンドしたものの、他の2人馬が減点8でフィニッシュ。総減点12.22の団体2位へ後退した。

続いて、総減点13.41のイギリスが団体3位に浮上し、表彰台圏内へ。さらに、総減点17.39のフランスが団体4位、総減点18.81のスウェーデンが団体5位、総減点26.74のイタリアが団体6位。スティーブ・ゲルダ(スイス)&アルブフレンズ・ビアンカ号、マーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号がクリアラウンドしたものの、他の2人馬が減点17、減点20とつまづいたスイスは総減点26.83の団体7位。前回金メダルのアイルランドは総減点30.36の団体8位、ホスト国・オランダは総減点33.90の団体9位、総減点35.65のデンマークが団体10位となり、ここまでが翌日のラウンド2へ駒を進めた。