スイスがFEIネーションズカップ・フランス大会を制覇/ジャンピング・インターナショナル・デ・ラボール2021

FEIネーションズカップ

[ジャンピング・インターナショナル・デ・ラボール2021/CSIO5* La Baule]

現地時間11日、ジャンピング・インターナショナル・デ・ラボール2021(開催地:フランス/ラボール)2日目に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2021 ヨーロッパディビジョン1 フランス大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、スイスが優勝。2位にはイタリア、3位にはベルギーが入った。

この競技には、アイルランド・イギリス・イタリアスイス・スウェーデンオランダフランスブラジル・ベルギー・メキシコの10チーム(1チーム4人馬トータル40人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、第1・第2走行トータル総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

[ハイライト動画]


第1走行

第1走行では、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&アルブフレンズ・マッドドックス号、マーティン・フックス(スイス)&コナー70号、エリアン・バウマン(スイス)&カンパリZ号の3人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)したスイスが総減点0でフィニッシュ。

同じく、ダーラ・ケニー(アイルランド)&VDLカルテッロ号、ベルトラム・アレン(アイルランド)&パチーノ・アミロ号、シアン・オコナー(アイルランド)&キルケニー号の3人馬がクリアラウンドしたアイルランドも総減点0で並び、スイスとアイルランドの2チームが首位タイで第2走行へ。

また、ルカ・マルツィアーニ(イタリア)&ライトニング号、リカルド・ピサーニ(イタリア)&チャクロット号がクリアラウンドしたイタリア、ホリー・スミス(イギリス)&デンヴァー号、エミリー・モフィット(イギリス)&ウイニング・グッド号がクリアラウンドしたイギリスが総減点1。ベルギーが総減点4、ブラジルとスウェーデンが総減点5、オランダが総減点8、メキシコが総減点13。そして、ホスト国・フランスも総減点13で最下位スタートとなった。

第2走行

迎えた第2走行でも、スイスが首位の座を譲らず。スティーヴ・ゲルダ(スイス)&アルブフレンズ・マッドドックス号が減点8、エリアン・バウマン(スイス)&カンパリZ号が減点4で走行を終えたものの、マーティン・フックス(スイス)&コナー70号、ビート・マンドリ(スイス)&ダサリー号が満点走行でリカバリー。総減点(第1・第2走行のトータル減点。以下同)4で見事に優勝を飾り、賞金64,000ユーロ(約850万円)を獲得した。

続いて、リカルド・ピサーニ(イタリア)&チャクロット号がダブルクリアラウンドをきめたイタリアが総減点7で2位、ピーター・デボス(ベルギー)&ジェイドVDビショップ号とイヴ・ヴァンダーハッシェルト(ベルギー)&ジュネス号がクリアラウンドしたベルギーが総減点8で3位に入り、それぞれ表彰台入りをはたした。

以下、イギリスが総減点9で4位、第1走行で首位に並んでいたアイルランドは失速して、総減点12で5位、メキシコが総減点17で6位、同じく総減点17のオランダがタイム合計差で7位、総減点19のブラジルが8位、総減点22のフランスが9位、開幕戦のザンクトガレン大会を制したスウェーデンは総減点31で最下位に終わった。

※写真はマーティン・フックス(スイス)&コナー70号

PHOTO:©Longines Jumping International de la Baule