FEIネーションズカップ・メキシコ大会はアメリカが優勝/CSIOメキシコ・サンミゲルデアジェンデ2023

FEIネーションズカップ

[CSIOメキシコ・サンミゲルデアジェンデ2023/CSIO5* San Miguel de Allende]

現地時間28日、CSIOメキシコ・サンミゲル デアジェンデ2023(開催地:メキシコ/サンミゲル デアジェンデ)3日目にFEIジャンピング・ネーションズカップ2023 北中米地区予選 メキシコ大会(国別団体戦/160cm)が行われた。ネーションズカップには、各チーム3~4人馬が出場。各人馬が2回走行し、各走行で成績の良い3人馬の減点とタイムの合計により順位を争う。第2走行終了時に最少総減点のチームが複数あった場合は、各チーム代表1人馬によるジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

今大会には、アメリカ、アルゼンチン、カナダ、コロンビア、チリ、メキシコの6チームが出場し、ケント・ファリントン(アメリカ)&ランドン号、ローラ・クラウト(アメリカ)&バロウティヌエ号など4人馬が出場したアメリカ、ニコラス・ピサロ(メキシコ)&ピア・コントラ号、エウジェニオ・ガルザ・ペレス(メキシコ)&コンタゴ号など4人馬が出場したメキシコが、第1走行・第2走行を総減点8でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立。

両チームから代表1人馬が出場したジャンプ・オフでは、ローラ・クラウト(アメリカ)&バロウティヌエ号が39.43秒でクリアラウンド(減点0で走行を終えること)したアメリカが見事に優勝。対するメキシコはエウジェニオ・ガルザ・ペレス(メキシコ)&コンタゴ号がクリアラウンドするも、走行タイムは42.13秒と及ばず。惜しくも2位に敗れた。続いて、ティファニー・フォスター(カナダ)&ハミルトン号など4人馬が出場したカナダが総減点20で3位に入り、表彰台最後の一枠を確保している。

以下、チリが総減点28の4位、アルゼンチンが総減点60の5位、コロンビアが総減点84の最下位となった。なお、北中米地区予選の順位は、アメリカが100ポイントで首位に立ち、メキシコが90ポイントで2位、カナダが80ポイントで3位となっている。

PHOTO:© FEI

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。