ベルギーがFEIネーションズカップ・ファイナルを制覇/CSIO バルセロナ2018

FEIネーションズカップ

[CSIOバルセロナ2018/CSIO5*-NC Barcelona]

現地時間7日、CSIOバルセロナ2018(開催地:スペイン/バルセロナ)期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ・ファイナル2018決勝ラウンド(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、ベルギーが優勝。2位にはフランス、3位にはアイルランドが入った。

この競技には、前日の予選ラウンドを通過したアイルランド・イタリア・オーストリア・オランダ・スウェーデン・スイス・フランス・ベルギーの8チーム(各チーム4人馬、トータル32人馬)が出場し、全人馬が1回ずつ走行。走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、総減点の最も少ないチームが1位となる。なお、最少総減点のチームが複数いた場合は、合計タイム差により順位を決定する。

[ハイライト動画]

5チームが4点差内にひしめく大接戦を制したのは、予選最激戦区のヨーロッパディビジョン1を首位で通過したベルギーだった。ピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号、ジョス・バルーイ(ベルギー)&カラカス号は減点12でのフィニッシュとなったが、ニールズ・ブリンシェルズ(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&&H&MハーレイVDビショップ号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。総減点12で全走行を終え、見事にFEIジャンピング・ネーションズカップ・ファイナル2018を制した。

続いて、アイルランド・イタリア・オランダ・フランスの4チームが総減点16で並んだが、合計タイム223.69秒のフランスが2位、231.13秒のアイルランドが3位に入り、表彰台を確保した。また、231.89秒のイタリアが4位、233.85秒のオランダが5位でフィニッシュ。オランダは昨年に続くファイナル連覇を逃した。

以下、FEI世界馬術選手権大会2018団体銀メダルのスウェーデンは、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&キャッチ・ミー・ノットS号がクリアラウンドしたものの、他の3人馬が足を引っ張り、総減点20の6位。予選ラウンドで首位に立ったダークホースのオーストリアも総減点20で並んだが、合計タイム差で及ばず7位。そして、総減点32のスイスが最下位という結果に終わった。

ベルギーはこれが3年ぶり2度目のネーションズカップ・ファイナル制覇。この勝利により、チームは優勝賞金417,000ユーロ(約5,467万円)を獲得すると共に、来年のファイナル出場権も手にした。

PHOTO:©FEI