ベルギーなど8チームがFEIネーションズカップ・ファイナル 決勝ラウンドに進出。日本は予選13位でチャレンジカップへ/CSIOバルセロナ2019

FEIネーションズカップ

[CSIOバルセロナ2019/CSIO5*-NC Barcelona]

現地時間3日、CSIOバルセロナ2019(開催地:スペイン/バルセロナ)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ・ファイナル2019 予選ラウンド(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、ベルギー・フランス・スウェーデン・コロンビア・アイルランド・ドイツ・スイス・イタリアの上位8チームが6日の決勝ラウンドに進出。日本を含む9チームが5日のチャレンジカップへまわることとなった。

この競技には、アイルランド・アメリカ・イギリス・イタリア・エジプト・オランダ・コロンビア・スイス・スウェーデン・スペイン・ドイツ・日本・ノルウェー・フランス・ブラジル・ベルギー・ポルトガル・メキシコの全18チーム(各チーム4人馬、トータル72人馬)が出場し、全人馬が1回ずつ走行。走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、より総減点の少ないチームが上位となる。予選通過ラインに同じ総減点のチームが複数並んだ場合は、合計タイム差により順位をつけ、決勝進出チームを決定する。決勝ラウンドへ進出できるのは予選ラウンド上位8チームで、9位以下はチャレンジカップへまわる。

[ハイライト動画]

18チームで争われた予選ラウンドでは、オリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mエクストラ号、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&MJTネヴァドスS号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)、ピーター・デボス(ベルギー)&ジェイド V. ビショップ号、ジェローム・ゲリー(ベルギー)&クエル・オム・ド・フス号が減点4フィニッシュしたベルギーが総減点4でまとめ、大会2連覇へ向けて首位発進。

ペネロペ・ルプレボ(フランス)&バンクーバー・デ・ランロール号がクリアラウンドし、マシュー・ビロット(フランス)&ケル・フィロウ13号が規定タイムオーバーの減点1、シモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号が減点4、ニコラス・デルモット(フランス)&ウルヴォソ・デュ・ロック号が減点9でフィニッシュしたフランスが、総減点5で2位につけた。

また、エヴェリナ・トヴェク(スウェーデン)&ダリラ・デ・ラ・ポーム号が減点17とつまづいたものの、フレデリック・ジョンソン(スウェーデン)&コールド・プレイ号がクリアラウンドし、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mオール・イン号が減点4、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号が減点5で走行を終えたスウェーデンが総減点9で3位に。カルロス・エンリケ・ロペス・リザラゾ(コロンビア)&ウルハーン・デ・コンデ号がクリアラウンドし、他の3人馬が減点4、減点5、減点9で走行を終えたコロンビアも、同じく総減点9で3位に並んだ。

そして、ダーラ・ケニー(アイルランド)&バロウ・デュ・レヴェントン号がクリアラウンドし、ピーター・モロニ―(アイルランド)&シャンティイズ・チャンピオン号、ポール・オシェア(アイルランド)&スカラ・グレンズ・マチュピチュ号が減点5でフィニッシュしたアイルランドが総減点10で5位。さらに、総減点12で4チームが並んだが、合計タイム差により、ドイツが6位、スイスが7位、イタリアが8位となり、ここまでが決勝ラウンドへ駒を進めることとなった。

一方、総減点12ながら、合計タイム差で9位となったホスト国・スペインは、惜しくも決勝ラウンド進出ならず。以下、総減点13のオランダが10位、総減点16のノルウェーが11位、総減点17のアメリカが12位。

カレン・ポーリー(木下グループ)&ウィズ・ウイングス号が減点4、齋藤功貴(北総乗馬クラブ)&チレンスキー号が減点6、佐藤英賢(明松寺馬事公苑)&サフィア・デ・ラック号が減点8、福島大輔(STAR HORSES)&カルーソ号が減点9で走行を終えた日本は総減点18で13位。

総減点21のドイツが14位、総減点22のブラジルが15位、総減点26のメキシコが16位、総減点30のエジプトが17位となり、2人馬が出場辞退して失格となったポルトガルを除く9チームが5日に行われるチャレンジカップに出場する。

PHOTO:©FEI