川合正育(杉谷乗馬クラブ)&サクソ・デ・ラ・コウ号がFEIワールドカップ・リヤド大会で2位/ジャンプ・サウジ2022

FEIワールドカップ

[ジャンプ・サウジ2022/CSI5*-W Riyadh]

現地時間16日、ジャンプ・サウジ2022(開催地:サウジアラビア/リヤド)の3日目に行われたFEIワールドカップ2022-2023 アラブ中東リーグ 第3戦・リヤド大会(二回走行競技/160cm)にて、アブドゥルラフマン・アルラジ(サウジアラビア)&ババロウHD号が優勝。2位に川合正育(杉谷乗馬クラブ)&サクソ・デ・ラ・コウ号、3位にメイサム・ビシャラット(ヨルダン)&アン・ダラー・デ・ブロンデル号が入った。

第1走行

29人馬が出場した第1走行では、FEI世界馬術選手権大会2010個人銀メダリストのアブドゥラ・アルシャーバトリー(サウジアラビア)&カンナビス・ヴァン・デ・バックスターレ号、アジア競技大会2014個人銀メダリストのアブドゥルラフマン・アルラジ(サウジアラビア)&ババロウHD号というホスト国・サウジアラビアのツートップがクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。

さらに、エマヌエル・ガウディアーノ(イタリア)&クラック・バロウ号、デビッド・ウィル(ドイツ)&マイ・プリンス・ヴァン・ドルパーハイデ号、アブデル・サイード(ベルギー)&ボンヌ・アミエ号、メイサム・ビシャラット(ヨルダン)&アン・ダラー・デ・ブロンデル号、そして、川合正育(杉谷乗馬クラブ)&サクソ・デ・ラ・コウ号なども減点0でフィニッシュし、トータル8人馬が第2走行へ進出した。

なお、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&コレッリ・ド・ミース号、ベルトラム・アレン(アイルランド)&パチーノ・アミロ号はいずれも減点4でのフィニッシュとなり、第2走行へ駒を進めることができなかった。

第2走行

迎えた第2走行では、3人馬がダブルクリアラウンド。そのうち、トップタイムをマークしたアブドゥルラフマン・アルラジ(サウジアラビア)&ババロウHD号が総減点0、タイム45.20秒で見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2022-2023 リヤド大会を制し、優勝賞金75,000ユーロ(約1,092万円)を獲得した。

川合正育(杉谷乗馬クラブ)&サクソ・デ・ラ・コウ号もダブルクリアラウンドをきめたが、走行タイムで及ばず。総減点0、47.63秒で惜しくも2位に敗れ、賞金60,000ユーロ(約873万円)を手にしている。以下、メイサム・ビシャラット(ヨルダン)&アン・ダラー・デ・ブロンデル号が総減点0、55.65秒で3位、エマヌエル・ガウディアーノ(イタリア)&クラック・バロウ号が総減点4、43.15秒で4位、アブドゥラ・アルシャーバトリー(サウジアラビア)&カンナビス・ヴァン・デ・バックスターレ号が総減点4、43.90秒で5位に入った。

ババロウHD号はドイツ産のウエストファーレン種(10歳牡馬)。デビッド・ウィル(ドイツ)とのコンビにて、2021年にベルギーのCSI2*でグランプリ優勝、2022年にアルシラーホースショー2022(CSI4*-W – Abu Dhabi)でFEIワールドカップ・アブダビ大会優勝などの成績を上げた後、同年9月にアブドゥルラフマン・アルラジ(サウジアラビア)を結成。本競技での優勝がコンビでCSI初勝利となった。

PHOTO:©Jump Saudi Riyadh

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。