クリスチャン・アールマン(ドイツ)がFEIワールドカップ・メッヘレン大会を制する/ジャンピング・メッヘレン2018

FEIワールドカップ

[ジャンピング・メッヘレン2018/CSI5*-W Mechelen]

現地時間30日、ジャンピング・メッヘレン2018(開催地:ベルギー/メッヘレン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 西ヨーロッパリーグ 第9戦・メッヘレン大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、クリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号が優勝。2位にはケビン・スタウト(フランス)&エデサズ・カンナリー号、3位にはハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHP Z号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場39人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は20番、2016リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのケビン・スタウト(フランス)&エデサズ・カンナリー号。続いて26番、世界ランク1位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHP Z号が減点0でフィニッシュし、中盤にようやくジャンプ・オフが成立する。

その後、クリアラウンドをきめたのは、個人1つ・団体3つの五輪金メダルを獲得しているルドガー・ベールバウム(ドイツ)&カセロ号、クリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号の2人馬のみとなり、ジャンプ・オフは4人馬で争われることになった。

なお、世界ランク7位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点4で惜しくもジャンプ・オフ進出ならず。ニール・ブリンシール(ベルギー)、ピーター・デボス(ベルギー)、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)、オリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)などホスト国・ベルギーのトップライダーたちも次々とバーを落とし、第1走行で敗退となった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのケビン・スタウト(フランス)&エデサズ・カンナリー号が第1走行に続いてクリアラウンド。いきなり40.98秒の好タイムを叩き出し、後続の人馬にプレッシャーをかける。

続く2番目のハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHP Z号も減点0でフィニッシュするが、タイムは41.42秒とわずかに届かず。3番目のルドガー・ベールバウム(ドイツ)&カセロ号は減点14で走行を終え、こちらもスタウトには及ばない。

しかし、最終4番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号が30.87秒でクリアラウンド。一番時計を1秒以上更新する会心の走行を披露し、見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 メッヘレン大会を制した。

この勝利により、アールマンは優勝賞金20,650ユーロ(約260万円)と35,000ユーロ(約442万円)相当のBMWを獲得。西ヨーロッパリーグランキングも6位に浮上した。

PHOTO:©FEI