スティーヴ・ゲルダ(スイス)がFEIワールドカップ・バーゼル大会を制し、リーグ首位に浮上/ロンジンCSIバーゼル2020

FEIワールドカップ

[ロンジンCSIバーゼル2020/CSI5*-W Basel]

現地時間12日、ロンジンCSIバーゼル2020(開催地:スイス/バーゼル)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 西ヨーロッパリーグ 第10戦・バーゼル大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビクトリオ・デ・フロターズ号が優勝。2位にはジュリアン・エパイヤール(フランス)&クエレッタ号、3位にはピーター・デボス(ベルギー)&アパート号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番のジェーン・リチャード・フィリップス(スイス)&クリッパー・デュ・オー・デュ・ロイ号。続いて、6番のオリヴィエ・ロバート(フランス)&ヴァンゴグ・デュ・マス・ガルニエ号が減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフが成立する。

その後、世界ランク2位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビクトリオ・デ・フロターズ号、同ランク6位のピーター・デボス(ベルギー)&アパート号、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルを過去3度制しているマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号、ケビン・スタウト(フランス)&ヴァイキング・ドゥラ・ルーセリー号、ジュリアン・エパイヤール(フランス)&クエレッタ号など13人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル15人馬で争われることになった。

なお、世界ランク1位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)、同ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)、10位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)、11位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)は減点4で走行を終え、惜しくもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4番目にスタートを切ったハンス・ディーター・ドレーアー(ドイツ)&プリンツ号が33.30秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたマーク・マコーリー(アイルランド)&ヴィヴァルディ・デュ・テイル号のタイムを上回り、首位に立つ。

5番目のジャニカ・スプレンジャー(スイス)&キング・エドワード号、7番目のケビン・スタウト(フランス)&ヴァイキング・ドゥラ・ルーセリー号も減点0で続くが、いずれも一番時計を更新することはできない。しかし、8番目のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビクトリオ・デ・フロターズ号が31.44秒でクリアラウンド。堂々首位に躍り出る。

9番目のデニス・リンチ(アイルランド)&GCチョッピンズ・ブシ号、10番目のマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号も減点0でフィニッシュするが、タイムはリンチが33.27秒、アーニングが32.90秒。さらに、12番目のジュリアン・エパイヤール(フランス)&クエレッタ号、14番目のピーター・デボス(ベルギー)&アパート号もクリアラウンドをきめたが、タイムはエパイヤールが31.94秒、デボスが32.14秒でゲルダには届かず。

そして、最終15番目のマーク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・ダンテ号も減点4で走行を終えたため、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビクトリオ・デ・フロターズ号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 バーゼル大会を制覇。優勝賞金52,500スイスフラン(約597万円)を手にすると共に、西ヨーロッパリーグランキング首位浮上をはたした。

PHOTO:©FEI