FEIワールドカップ・ラコルーニャ大会はマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)が優勝/CSI5*-W ラコルーニャ2019

FEIワールドカップ

[CSI5*-W ラコルーニャ2019/CSI5*-W La Coruña]

現地時間15日、CSI5*-W ラコルーニャ2019(開催地:スペイン/ラコルーニャ)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 西ヨーロッパリーグ 第7戦・ラコルーニャ大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号が優勝。2位にはエマヌエーレ・ガウディアーノ(イタリア)&シャロウ号、3位にはピーター・クレメンス(ベルギー)&クインティーニ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、5番のマイケル・G・ダフィー(アイルランド)&ラプチーノ2号。続いて、8番のマヌエル・フェルナンデス・サロ(スペイン)&カルタノ号が減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフが成立となる。

その後、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号、マルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・カリメロ号、エマヌエーレ・ガウディアーノ(イタリア)&シャロウ号、デニス・リンチ(アイルランド)&ルーベンス LS ラ・シラ号、フィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)&チェ・ファンタスティカ号など11人馬がクリアラウンド。トータル13人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、LGCT2015チャンピオンのルシアナ・ディニス(ポルトガル)は減点4、同大会2連覇を狙ったLGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)は減点8で走行を終え、第1走行で敗退となった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

1人馬が棄権したため、12人馬で争われたジャンプ・オフでは、6番目にスタートを切ったピーター・クレメンス(ベルギー)&クインティーニ号が37.72秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたゾーイ・コンター(ベルギー)&ダヴィドフ・デ・ラサス号、フィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)&チェ・ファンタスティカ号以下をかわして、首位に立つ。

しかし、7番目のマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号が36.94秒でクリアラウンド。一番時計を0.78秒だけ更新して首位に躍り出ると、8番目のマルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・カリメロ号、9番目のエマヌエーレ・ガウディアーノ(イタリア)&シャロウ号、10番目のデニス・リンチ(アイルランド)&ルーベンス LS ラ・シラ号も続けてクリアラウンドするが、タイムはガウディアーノの37.66秒が最高でファン・デル・フルーテンには届かず。

さらに、残る2人馬はいずれも減点4でのフィニッシュとなったため、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号が見事に今シーズンのワールドカップ初勝利を飾り、優勝賞金99,000ユーロ(約1,200万円)を獲得。西ヨーロッパリーグランキングも5位に浮上した。なお、同ランキング首位はピーター・デボス(ベルギー)がキープしている。

PHOTO:©FEI