マーカス・アーニング(ドイツ)がFEIワールドカップ・マドリード大会を制す/マドリード・ホースウィーク2019

FEIワールドカップ

[マドリード・ホースウィーク2019/CSI5*-W Madrid]

現地時間1日、マドリード・ホースウィーク2019(開催地:スペイン/マドリード)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 西ヨーロッパリーグ 第6戦・マドリード大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、マーカス・アーニング(ドイツ)&プレット・ア・トゥート号が優勝。2位にはクリスチャン・アールマン(ドイツ)&ドミネーター2000Z号、3位にはピーター・デボス(ベルギー)&エスポワール号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場39人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、11番のセリーヌ・スクーンブルート・デ・アゼヴェド(ベルギー)&チェペッタ号。続いて、18番のエミリオ・ビコッキ(イタリア)&エヴィータSGZ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、世界ランク5位のピーター・デボス(ベルギー)&エスポワール号、同ランク9位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&ドミネーター2000Z号、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルを過去3度制しているマーカス・アーニング(ドイツ)&プレット・ア・トゥート号、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号、マックス・クーナー(オーストリア)&シャルドネ号など7人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル9人馬で争われることになった。

なお、世界ランク1位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)、同ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)、同ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)はいずれも減点4で走行を終え、惜しくもジャンプ・オフ進出を逃してた。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、3番目にスタートを切ったピーター・デボス(ベルギー)&エスポワール号が43.66秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたエミリオ・ビコッキ(イタリア)&エヴィータSGZ号をかわして、首位に立つ。

しかし、4番目のマーカス・アーニング(ドイツ)&プレット・ア・トゥート号がそのタイムをわずか0.36秒だけ上回る43.30秒でクリアラウンド。デボスをかわして首位に躍り出ると、6番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&ドミネーター2000Z号も減点0で続くが、タイムは43.53秒と一番時計を更新することはできない。

さらに、残る3人馬、7番目のデニス・リンチ(アイルランド)&ルーベンス LS ラ・シラ号、8番目のマックス・クーナー(オーストリア)&シャルドネ号、最終9番目のマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号がいずれも減点4でフィニッシュ。

以上の結果、マーカス・アーニング(ドイツ)&プレット・ア・トゥート号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 マドリード大会を制し、優勝賞金53,130ユーロ(約647万円)を獲得。なお、西ヨーロッパリーグランキングは、ピーター・デボス(ベルギー)がスティーヴ・ゲルダ(スイス)を抜き、首位に浮上している。

PHOTO:©FEI