ブライアン・モーグル(アメリカ)がFEIワールドカップ・レキシントン大会を制す/レキシントン・ナショナルホースショー2019

FEIワールドカップ

[レキシントン・ナショナルホースショー2019/CSI4*-W Lexington]

現地時間2日、レキシントン・ナショナルホースショー2019(開催地:アメリカ/ケンタッキー州レキシントン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 北米東部リーグ 第4戦・レキシントン大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、ブライアン・モーグル(アメリカ)&MTMヴィブレ・ル・レーヴ号が優勝。2位にはカレン・ポーリー(日本/木下グループ)&キノ号、3位にはデビッド・ブレイク(アイルランド)&ケオキ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のケリー・クルシオッティ(アメリカ)&ハジャ・ヴァン・オルショフ号。続いて、11番のキャサリン・A・ディナン(アメリカ)&ブレゴRnB号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、12番のロドリゴ・ペソア(ブラジル)&クオリティFZ号、14番のカレン・ポーリー(日本/木下グループ)&キノ号、15番のデビッド・ブレイク(アイルランド)&ケオキ号、23番のローワン・ウィリス(オーストラリア)&ブルー・ムービー号、30番のブライアン・モーグル(アメリカ)&MTMヴィブレ・ル・レーヴ号、31番のビート・マンドリ(スイス)&シンバ号がクリアラウンド。トータル8人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク7位のビージー・マッデン(アメリカ)、LGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)は減点4、世界ランク4位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)、同ランク10位のマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点8でジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4番目にスタートを切ったカレン・ポーリー(日本/木下グループ)&キノ号が34.44秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたケリー・クルシオッティ(アメリカ)&ハジャ・ヴァン・オルショフ号のタイムを上回り、首位に立つ。

5番目のデビッド・ブレイク(アイルランド)&ケオキ号も減点0で続くが、タイムは36.87秒と及ばず。6番目のローワン・ウィリス(オーストラリア)&ブルー・ムービー号も1落下の減点4でフィニッシュし、優勝争いから脱落する。しかし、7番目のブライアン・モーグル(アメリカ)&MTMヴィブレ・ル・レーヴ号が34.22秒でクリアラウンド。一番時計をわずか0.22秒だけ更新し、首位に躍り出る。

そして、最終8番目のビート・マンドリ(スイス)&シンバ号が落馬失権となったため、ブライアン・モーグル(アメリカ)&MTMヴィブレ・ル・レーヴ号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 レキシントン大会を制覇。優勝賞金74,250ドル(約808万円)を獲得すると共に、北米東部リーグランキング2位に浮上した。

PHOTO:©FEI