スティーヴ・ゲルダ(スイス)がハブサイドグランプリを制覇/ハブサイド・フォールツアー2021 ウィーク2

ハブサイド・ジャンピング

[ハブサイド・フォールツアー2021 ウィーク2/CSI5*Grimaud]

現地時間26日、ハブサイド・フォールツアー2021 ウィーク2(開催地:フランス/グリモー)最終日に行われたハブサイドグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴィクトリア・デ・フロタード号が優勝。2位にペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号、3位にシモン・ドレストア(フランス)&セサール・ジムクエスト号が入った。

第1走行

出場45人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は18番、世界ランク1位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カサルヴァノ号。続いて、21番のカルロス・エンリケ・ロペス・リザラゾ(コロンビア)&G&Cアラヤン号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク2位で2020東京五輪・2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号、同ランク10位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴィクトリア・デ・フロタード号、17位のシモン・ドレストア(フランス)&セサール・ジムクエスト号、27位のローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号など7人馬がクリアラウンド。トータル9人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク5位でパンアメリカン競技大会2019個人・団体二冠のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)は減点4、同ランク9位のケビン・スタウト(フランス)は減点12で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、6番目のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号が40.42秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたシモン・ドレストア(フランス)&セサール・ジムクエスト号、ローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&カサルヴァノ号らをかわして、首位に立つ。

しかし、7番目のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴィクトリア・デ・フロタード号が40.28秒でクリアラウンド。一番時計をわずか0.14秒だけ更新して首位に躍り出ると、8番目のビリー・トゥーミー(アイルランド)&ヴァガボン・デ・フォレッツ号、最終9番目のスペンサー・スミス(アメリカ)&セオドア・マンシエイス号はいずれも減点4でフィニッシュ。

以上の結果、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴィクトリア・デ・フロタード号が見事にハブサイドグランプリを制し、優勝賞金50,000ユーロ(約647万円)を獲得した。

PHOTO:©Hubside Jumping