[ハブサイド・フォールツアー2022 ウィーク3/CSI5*Grimaud]
現地時間25日、ハブサイド・フォールツアー2022 ウィーク3(開催地:フランス/グリモー)最終日に行われたハブサイドストアグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ジュリアン・ゴニン(フランス)&ヴァロウ・デュ・リス号が優勝。2位にビリー・トゥーミー(アイルランド)&チャット・ボットE.D号、3位にエドワード・レヴィ(フランス)&ウーノ・デ・セリシー号が入った。
第1走行
出場43人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、5番のローラ・クラウト(アメリカ)&カルガリー・テイム号。続いて16番、世界ランク17位のシモン・ドレストア(フランス)&デクスター・フォンテニスZ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、デビッド・ウィル(ドイツ)&マイ・プリンス・ヴァン・ドルパーハイデ号、エドワード・レヴィ(フランス)&ウーノ・デ・セリシー号、エドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5エルヴァロ号、ニコラス・デルモット(フランス)&グラヴィティLCH号、ジュリアン・ゴニン(フランス)&ヴァロウ・デュ・リス号など8人馬がクリアラウンド。トータル10人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク11位のハリー・チャールズ(イギリス)は減点8、2012ロンドン五輪個人金メダリスト、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2015・2016・2019チャンピオンのスティーヴ・ゲルダ(スイス)は減点9、FEIヨーロッパ選手権2013個人金メダリストのロジェ・イブ・ボスト(フランス)は途中棄権に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、4人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の40.45秒をマークしたジュリアン・ゴニン(フランス)&ヴァロウ・デュ・リス号が見事にハブサイドストアグランプリを制し、優勝賞金50,000ユーロ(約709万円)を獲得した。
続いて、ビリー・トゥーミー(アイルランド)&チャット・ボットE.D号が減点0、41.68秒で2位、エドワード・レヴィ(フランス)&ウーノ・デ・セリシー号が減点0、41.68秒で3位、ニコラス・デルモット(フランス)&グラヴィティLCH号が減点0、44.33秒で4位、ローラ・クラウト(アメリカ)&カルガリー・テイム号が減点4、40.95秒で5位に入った。
ヴァロウ・デュ・リス号はフランス産のセルフランセ種(13歳牝馬)。2018年よりジュリアン・ゴニン(フランス)とコンビを組み、2020年と2022年にフランスのCSI2*でグランプリ優勝を飾っている。
PHOTO:©Hubside Jumping
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。