オリヴィエ・ペロー(フランス)がハブサイドストアグランプリを制す/ハブサイド・ジャンピング・ヴァランス2021 ウィーク1

ハブサイド・ジャンピング

[ハブサイド・ジャンピング・ヴァランス2021 ウィーク1/CSI5* Valence]

現地時間22日、ハブサイド・ジャンピング・ヴァランス2021 ウィーク1(開催地:フランス/ヴァランス)最終日に行われたハブサイドストアグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、オリヴィエ・ペロー(フランス)&GLイベンツ・ヴェネツィア・ディアギュリ―号が優勝。2位にグレゴリー・コタール(フランス)&ビビチ号、3位にシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号が入った。

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、12番のグレゴリー・コタール(フランス)&ビビチ号。続いて、13番のモーガン・ボルダット(フランス)&ウーマ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク19位のシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号、同ランク21位のベルトラム・アレン(アイルランド)&ハーレイVDビショップ号、26位のエマヌエーレ・ガウディアーノ(イタリア)&ニコライ・デ・ミュージック号、FEIヨーロッパ選手権2013個人金メダリストのロジェ・イブ・ボスト(フランス)&カシアス・クレイVDV Z号、LGCT2015チャンピオンのルシアナ・ディニス(ポルトガル)&コンチェントPS号など9人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル11人馬で争われることになった。

なお、世界ランク4位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)は1つバーを落として減点4でフィニッシュ。惜しくもジャンプ・オフへ駒を進めることはできなかった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのグレゴリー・コタール(フランス)&ビビチ号が早々とクリアラウンド。37.35秒の好タイムをマークして、後続の人馬にプレッシャーをかける。

2番目のモーガン・ボルダット(フランス)&ウーマ号、3番目のベルトラム・アレン(アイルランド)&ハーレイVDビショップ号、4番目のエマヌエーレ・ガウディアーノ(イタリア)&ニコライ・デ・ミュージック号は減点4。5番目のルシアナ・ディニス(ポルトガル)&コンチェントPS号、6番目のロジェ・イブ・ボスト(フランス)&カシアス・クレイVDV Z号は減点0でフィニッシュしたが、いずれもコタールのタイムには及ばない。

さらに、7番目のシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号、8番目のロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&ニュアンス・ブルーVDM Z号、9番目のマーク・マコーリー(アイルランド)&キャップ・ウエスト号もクリアラウンドしたが、一番時計を更新することはできず。10番目のピーター・クレメンス(ベルギー)&イカロス号も減点4で敗退が決まる。

しかし、最終11番目のオリヴィエ・ペロー(フランス)&GLイベンツ・ヴェネツィア・ディアギュリ―号が一番時計を0.43秒更新する36.92秒でクリアラウンド。見事にハブサイドストアグランプリを制し、優勝賞金50,000ユーロ(約645万円)を獲得した。

PHOTO:©Hubside Jumping