ハリー・スモルダーズ(オランダ)がLGCTグランプリ・ハンブルグを快勝/LGCT2018 第5戦・ハンブルグ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第5戦・ハンブルグ大会/CSI5*GCT Hamburg]

現地時間12日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第5戦・ハンブルグ大会(開催地:ドイツ/ハンブルグ)最終日に行われたLGCTグランプリ・ハンブルグ(標準障害飛越競技/160cm)にて、ハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHPZ号が優勝。2位にはモーリス・テベル(ドイツ)&チャコズ・サン号、3位にはマーティン・フックス(スイス)&チャップリン号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、5番のジョス・バルーイ(ベルギー)&カラカス号。続いて11番、LGCT2017チャンピオンで世界ランク1位のハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHP Z号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、ジュリアン・エパイヤール(フランス)&ジョヴァンニ・デ・ラ・ポーム号、クリスチャン・アールマン(ドイツ)&トーキョー2号、ピエリジョルジオ・ブッチ(イタリア)&ディーゼルGpドゥ・ボワ・マダム号、マーティン・フックス(スイス)&チャップリン号、モーリス・テベル(ドイツ)&チャコズ・サン号の5人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフは7人馬で争われることになった。

なお、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アクレサンダー(オーストラリア)、世界ランク8位のマーカス・アーニング(ドイツ)は減点4、世界ランク5位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は減点5でジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

最初にスタートを切ったジョス・バルーイ(ベルギー)&カラカス号は減点4で走行を終えたが、2番目のハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHPZ号は第1走行に続いてクリアラウンド。37.97秒の好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。

すると、3番目のジュリアン・エパイヤール(フランス)&ジョヴァンニ・デ・ラ・ポーム号は減点8でフィニッシュ。4番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&トーキョー2号、5番目のピエリジョルジオ・ブッチ(イタリア)&ディーゼルGpドゥ・ボワ・マダム号、6番目のマーティン・フックス(スイス)&チャップリン号はいずれも減点4で走行を終え、スモルダーズが首位をキープする。

そして、最終7番目のモーリス・テベル(ドイツ)&チャコズ・サン号はクリアラウンドをきめるが、タイムは39.14秒でスモルダーズには届かず。ハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHPZ号が見事にLGCTグランプリ・ハンブルグを制し、優勝賞金100,000ユーロ(約1,306万円)と12月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権を獲得した。

スモルダーズは「スーパーグランプリの出場権を手にすることができ、非常に嬉しいです。今シーズンはまだ2大会(上海大会、ハンブルグ大会の)にしか出場できていませんが、第6戦・サントロペ大会、第7戦・カンヌ大会には確実に参戦し、リーダーボードに名を連ねることができればと思っています」と勝利の喜びを語り、今後のLGCTランキング上位進出に向けて意欲を新たにした。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso