ベン・マー(イギリス)がLGCTグランプリ・ローマを制し、LGCT2018チャンピオン初戴冠/LGCT2018 第15戦・ローマ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第15戦・ローマ大会/CSI5*GCT Rome]

現地時間8日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第15戦・ローマ大会(開催地:イタリア/ローマ)2日目に行われたLGCTグランプリ・ローマ(標準障害飛越競技/160cm)にて、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が優勝。2位にはヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&カンティネロ号、3位にはジョス・バルーイ(ベルギー)&カラカス号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場34人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のマイケル・G・ダフィー(アイルランド)&キャッスルフィールド・ルビナス号。続く4番のコンスタン・ヴァン・パッシェン(ベルギー)&ジルバート・ヴァント・ライタースホフ号も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフが成立する。

その後、世界ランク4位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&カンティネロ号、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、ジョス・バルーイ(ベルギー)&カラカス号、がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル5人馬で争われることになった。

なお、LGCT2017チャンピオンで世界ランク1位のハリー・スモルダーズ(オランダ)は減点8、同ランク6位のダニエル・ドイサー(ドイツ)、LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)は減点4で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのマイケル・G・ダフィー(アイルランド)&キャッスルフィールド・ルビナス号が第1走行に続いてクリアラウンド。39.68秒の好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。

続く2番目のコンスタン・ヴァン・パッシェン(ベルギー)&ジルバート・ヴァント・ライタースホフ号は1落下の減点4で走行を終えたが、3番目のジョス・バルーイ(ベルギー)&カラカス号は38.85秒でクリアラウンド。ダフィーのタイムを0.83秒更新して、首位に立つ。

しかし、4番目のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&カンティネロ号もスタートから積極的に攻める果敢な走行でクリアラウンド。一番時計をさらに0.53秒縮める38.32秒を叩き出し、バルーイをかわして首位に躍り出る。

そして、いよいよ最終5番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号がアリーナへ。大きなプレッシャーのかかる中でスタートを切った人馬だったが、巧みなコース取りと鋭いターンで鮮やかにコースを駆け抜け、37.45秒でクリアラウンド。見事にLGCTグランプリ・ローマを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,200万円)を獲得した。

この勝利により、マーは今シーズンのLGCTグランプリ3勝目をゲット。LGCT2018年間ランキング2位につけるハリー・スモルダーズ(オランダ)との差が41ポイントに広がり、自身初のLGCTチャンピオンタイトル戴冠をはたした。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso