ベン・マー(イギリス)がLGCTスーパーグランプリを制覇/グローバル・チャンピオンズ・プラハ・プレーオフ2019

LGCT/GCL

[グローバル・チャンピオンズ・プラハ・プレーオフ2019/CSI5*GCT Prague]

現地時間23日、グローバル・チャンピオンズ・プラハ・プレーオフ2019(開催地:チェコ/プラハ)3日目に行われたLGCTスーパーグランプリ(二回走行競技/160cm)にて、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が優勝。2位にはダーラ・ケニー(アイルランド)&バロウ・デュ・レヴェントン号、3位にはマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が入った。

[ハイライト動画]

第1ラウンド

18人馬が出場した第1ラウンドでは、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号、同ランク4位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、ジュリアン・エパイヤール(フランス)&ヴィルトゥス・シャンペイ号、ダニG・ワルドマン(イスラエル)&キャスパー213号の4人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。ダーラ・ケニー(アイルランド)&バロウ・デュ・レヴェントン号が規定タイムオーバーの減点1で続いた。

そして、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号、同ランク6位のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号、マーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号、ニール・ブリンシール(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号、マルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&VDLエドガーM号の5人馬が減点4。

さらに、世界ランク5位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mオール・イン号、同ランク9位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&テイク・ア・チャンス・オン・ミーZ号など5人馬が減点8、1人馬が減点9でフィニッシュし、ここまでの16人馬が第2走行へ駒を進めることとなった。

第2ラウンド

第1ラウンド下位の人馬から順にスタートするリバースオーダーで行われた第2走行では、8番目ののマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が63.13秒でクリアラウンドし、総減点(第1・第2走行と減点合計。以下同)4でフィニッシュ。同じく総減点4をキープしていたマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&VDLエドガーM号のタイムを上回り、首位に立つ。

9番目のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号は総減点12、10番目のニール・ブリンシール(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号は総減点16で走行を終え、優勝争いから脱落。11番目のマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号はクリアラウンドして総減点4をキープするが、タイムは66.73秒でフックスには及ばず。

しかし、12番目のダーラ・ケニー(アイルランド)&バロウ・デュ・レヴェントン号が第1走行に続いて、規定タイムオーバーのみの減点1でフィニッシュ。総減点2で首位に躍り出ると、13番目のダニG・ワルドマン(イスラエル)&キャスパー213号は総減点9、14番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号は総減点4、15番目のジュリアン・エパイヤール(フランス)&ヴィルトゥス・シャンペイ号は総減点12で走行を終え、ケニーには届かない。

そして、いよいよ最終16番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号がアリーナへ。史上3人目のLGCT連覇をはたした名手はこの大一番で盤石の走行を展開し、ダブルクリアラウンド。唯一の総減点0で見事にLGCTスーパーグランプリを制した。この勝利により、マーは優勝賞金300,000ユーロ(約3,600万円)を獲得。最高の形で2019シーズンを締め括った。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso