セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)がLGCTグランプリ・ベルリンを制覇/LGCT2021 第8戦・ベルリン大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2021 第8戦・ベルリン大会/CSI5*GCT Berlin]

現地時間24日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2021 第8戦・ベルリン大会(開催地:ドイツ/ベルリン)3日目に行われたLGCTグランプリ・ベルリン(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&アラモ号が優勝。2位にマーカス・アーニング(ドイツ)&スターゴールド号、3位にケビン・スタウト(フランス)&トリード・デ・メスカム・ハーコアー号が入った。

第1走行

出場33人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、9番のレオポルド・ヴァン・アステン(オランダ)&VDLグループ・エレガント・ヒーローZ号。続いて、20番のセルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&アラモ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク13位のケビン・スタウト(フランス)&トリード・デ・メスカム・ハーコアー号、同ランク15位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルを3度制しているマーカス・アーニング(ドイツ)&スターゴールド号、バート・ブレス(オランダ)&コム・ラウドW号、アルベルト・ゾルツィ(イタリア)&シンジー号、スペンサー・スミス(アメリカ)&クイベル号の5人馬がクリアラウンド。トータル7人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク8位のマックス・クーナー(オーストリア)、同ランク9位のダーラ・ケニー(アイルランド)、26位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2011を制したクリスチャン・アールマン(ドイツ)はいずれも減点8でフィニッシュし、第1走行での敗退が決まった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切ったセルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&アラモ号が36.40秒でクリアラウンド。先に減点8で走行を終えていたレオポルド・ヴァン・アステン(オランダ)&VDLグループ・エレガント・ヒーローZ号をかわして、首位に立つ。

3番目のマーカス・アーニング(ドイツ)&スターゴールド号も減点0で続くが、タイムは36.50秒。さらに、4番目のバート・ブレス(オランダ)&コム・ラウドW号は減点4、5番目のアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&シンジー号、6番目のスペンサー・スミス(アメリカ)&クイベル号は減点8とアルバレス・モヤには及ばない。

そして、最終7番目のケビン・スタウト(フランス)&トリード・デ・メスカム・ハーコアー号はクリアラウンドしたが、タイムは38.23秒で一番時計の更新はならず。

以上の結果、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&アラモ号が見事にLGCTグランプリ・ベルリンを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,288万円)を獲得。同時に、11月のグローバルチャンピオンズ・プレーオフ(開催地:チェコ/プラハ)で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

なお、第8戦終了時点のLGCT年間ランキングでは、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)が158ポイントで首位に浮上。エドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)が152ポイントで2位、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)が149ポイントで3位、ベン・マー(イギリス)が132ポイントで4位、オリヴィエ・ロバート(フランス)が130ポイントで5位につけている。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso