LGCTグランプリ・ローマはオリヴィエ・ロバート(フランス)が優勝/LGCT2021 第13戦・ローマ大会Ⅱ

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2021 第13戦・ローマ大会Ⅱ/CSI5*GCT Rome]

現地時間18日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2021 第13戦・ローマ大会Ⅱ(開催地:イタリア/ローマ)最終日に行われたLGCTグランプリ・ローマ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、オリヴィエ・ロバート(フランス)&ヴァンゴグ・デュ・マス・ガルニエ号が優勝。2位にマリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号、3位にブライアン・バルシガー(スイス)&トゥウェンティトゥー・デ・ビッシュ号が入った。

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は16番、2020東京五輪個人銅メダリストのマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号。続く17番のブライアン・バルシガー(スイス)&トゥウェンティトゥー・デ・ビッシュ号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク6位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号、オリヴィエ・ロバート(フランス)&ヴァンゴグ・デュ・マス・ガルニエ号、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号の3人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル5人馬で争われることになった。

なお、世界ランク2位で2020東京五輪個人銀メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)、同ランク7位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は減点4、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)は減点5でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切ったブライアン・バルシガー(スイス)&トゥウェンティトゥー・デ・ビッシュ号が42.27秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号のタイムを上回り、首位に立つ。

3番目のベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号は1落下の減点4でバルシガーには及ばない。しかし、4番目のオリヴィエ・ロバート(フランス)&ヴァンゴグ・デュ・マス・ガルニエ号が40.62秒でクリアラウンド。一番時計を1.65秒更新して首位に躍り出ると、最終5番目のマリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号もクリアラウンドしたが、タイムは41.32秒とわずかに届かず。

以上の結果、オリヴィエ・ロバート(フランス)&ヴァンゴグ・デュ・マス・ガルニエ号が見事にLGCTグランプリ・ローマを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,276万円)を獲得。第2戦・マドリード大会に続く、今シーズンのLGCTグランプリ2勝目を上げて、年間ランキングも2位に浮上した。

なお、第12戦終了時点のLGCT年間ランキングでは、ベン・マー(イギリス)が228ポイントで首位に浮上。オリヴィエ・ロバート(フランス)も228ポイントで2位、エドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)が222ポイントで3位、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)が220ポイントで4位、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)が203ポイントで5位につけている。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso