ベン・マー(イギリス)がLGCTグランプリ・ファルケンスワールトを制覇/LGCT2021 第4戦・ファルケンスワールト大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2021 第4戦・ファルケンスワールト大会/CSI5*GCT Valkenswaard ]

現地時間5日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2021 第4戦・ファルケンスワールト大会(開催地:オランダ/ファルケンスワールト)2日目に行われたLGCTグランプリ・ファルケンスワールト(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が優勝。2位にマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号、3位にフランク・シャッター(オランダ)&ライオネルD号が入った。

第1走行

出場33人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は18番、世界ランク17位のマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号。続いて、22番のフランク・シャッター(オランダ)&ライオネルD号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク4位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、LGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドリン号、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)&ファイン・レディー5号の3人馬がクリアラウンドし、ジャンプ・オフはトータル5人馬で争われることになった。

なお、世界ランク1位のダニエル・ドイサー(ドイツ)、同ランク7位で2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)は減点4、世界ランク14位ジョス・バルーイ(ベルギー)は減点5、同ランク15位のニルス・ブリュインセルス(ベルギー)は途中棄権、16位のピーター・デボス(ベルギー)は減点4に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号が早々とクリアラウンド。いきなり46.02秒の好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。2番目のフランク・シャッター(オランダ)&ライオネルD号も減点0で続くが、タイムは46.24秒でわずかに及ばず。3番目のハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドリン号も減点4で敗退が決まる。

しかし、4番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が44.00秒でクリアラウンド。一番時計を2秒近く更新する会心のパフォーマンスで堂々首位に躍り出ると、最終5番目のエリック・ラマーズ(カナダ)&ファイン・レディー5号は減点8でフィニッシュ。

以上の結果、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が見事にLGCTグランプリ・ファルケンスワールトを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,319万円)を獲得。同時に、11月のグローバルチャンピオンズ・プレーオフ(開催地:チェコ/プラハ)で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

なお、第4戦終了時点のLGCT年間ランキングでは、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)が124ポイントで首位、ハリー・スモルダーズ(オランダ)が81.5ポイントで2位、ピーター・デボス(ベルギー)が81ポイントで3位、エリック・ラマーズ(カナダ)が78ポイントで4位、バート・ブレス(オランダ)が76ポイントで5位につけている。

PHOTO:© LGCT/LAOHS/Marco Villanti