ルドガー・ベールバウム(ドイツ)がLGCTグランプリ・ドーハを制する/LGCT2022 第1戦・ドーハ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2022 第1戦・ドーハ大会/CSI5*GCT Doha]

現地時間5日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2022 第1戦・ドーハ大会(開催地:カタール/ドーハ)最終日に行われたLGCTグランプリ・ドーハ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ルドガー・ベールバウム(ドイツ)&ミラ号が優勝。2位にヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号、3位にユル・フライリンク(オランダ)&ロング・ジョン・シルバー号が入った。

第1走行

出場33人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のマイケル・ペンダー(アイルランド)&HHSカライス号。続いて、7番のピーター・デボス(ベルギー)&マムズ・トゥピエ・デ・ラ・ローク号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク2位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号、同ランク15位のマックス・クーナー(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号、クリスチャン・アールマン(ドイツ)&ドミネーター2000Z号、ユル・フライリンク(オランダ)&ロング・ジョン・シルバー号、マイケル・ダフィー(アイルランド)&ジルトンLS Z号、ルドガー・ベールバウム(ドイツ)&ミラ号の6人馬がクリアラウンド。トータル8人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク1位で2020東京五輪個人銀メダリスト、LGCT2018・2019チャンピオンのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)は減点8、同ランク3位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は減点4、6位でパンアメリカン競技大会個人・団体二冠のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)は減点8、8位でLGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)は途中棄権に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の38.18秒をマークしたルドガー・ベールバウム(ドイツ)&ミラ号が見事にLGCTグランプリ・ドーハを制し、優勝賞金123,750ユーロ(約1,554万円)を獲得。11月のGCプラハ・プレーオフで行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

続いて、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号が減点0、38.74秒で2位、ユル・フライリンク(オランダ)&ロング・ジョン・シルバー号が減点0、40.02秒で3位、ピーター・デボス(ベルギー)&マムズ・トゥピエ・デ・ラ・ローク号が減点0、40.45秒で4位、クリスチャン・アールマン(ドイツ)&ドミネーター2000Z号が減点4で5位となった。

ミラ号はドイツ産のオルデンブルガー種(10歳牝馬)。日本の林 忠寛(北総乗馬クラブ)とのコンビを経て、2019年にルドガー・ベールバウム(ドイツ)とコンビを結成。2021年にLGCT2021 第9戦・ロンドン大会(CSI5*GCT London)にて、標準障害飛越競技1.45mを制している。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso