カトリン・エッカーマン(ドイツ)がLGCTグランプリ・マイアミビーチを制す/LGCT2022 第2戦・マイアミビーチ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2022 第2戦・マイアミビーチ大会/CSI5*GCT Miami Beach]

現地時間16日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2022 第2戦・マイアミビーチ大会(開催地:アメリカ/フロリダ州マイアミビーチ)最終日に行われたLGCTグランプリ・マイアミビーチ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、カトリン・エッカーマン(ドイツ)&カラ・マンディア号が優勝。2位にシェーン・スウィートナム(アイルランド)&アレハンドロ号、3位にジル・トーマス(ベルギー)&ルナ・ヴァン・ヘット・デンネホフ号が入った。

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のトビアス・マイヤー(ドイツ)&グレイテスト・ボーイーH号。続いて、8番のシェーン・スウィートナム(アイルランド)&アレハンドロ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク4位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&ファルティックHB号、同ランク20位のダーラ・ケニー(アイルランド)&ヴォルネイ・ドゥ・ボワデヴィル号、ジル・トーマス(ベルギー)&ルナ・ヴァン・ヘット・デンネホフ号、カトリン・エッカーマン(ドイツ)&カラ・マンディア号の4人馬がクリアラウンド。トータル6人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク5位のコナー・スワイル(アイルランド)、同ランク13位のダニエル・ブルマン(イスラエル)は途中棄権、18位で2020東京五輪個人銅メダリストのマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)は減点4、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)は減点8、1992バルセロナ五輪個人金メダリストのルドガー・ベールバウム(ドイツ)は減点12に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の34.58秒をマークしたカトリン・エッカーマン(ドイツ)&カラ・マンディア号が見事にLGCTグランプリ・マイアミビーチを制し、優勝賞金100,000ユーロ(約1,367万円)を獲得。11月のGCプラハ・プレーオフで行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

続いて、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&アレハンドロ号が減点0、35.73秒で2位、ジル・トーマス(ベルギー)&ルナ・ヴァン・ヘット・デンネホフ号が減点0、36.04秒で3位、トビアス・マイヤー(ドイツ)&グレイテスト・ボーイーH号が減点0、39.40秒で4位、ダーラ・ケニー(アイルランド)&ヴォルネイ・ドゥ・ボワデヴィル号が減点4、34.63秒で5位、ベン・マー(イギリス)&ファルティックHB号が減点4、35.63秒で6位となった。

カラ・マンディア号はドイツ産のウエストファーレン種(9歳牝馬)。2019年よりカトリン・エッカーマン(ドイツ)とコンビを組み、2021年にLGCT2021 ベルリン大会(CSI5* GCT/GCL Berlin)の150cmクラスで3位、2022年にベルギーのCSI2* 145cmクラスで優勝している。

なお、LGCT2022年間ランキングは、ルドガー・ベールバウム(ドイツ)が59ポイントで首位、マイケル・ダフィー(アイルランド)が57ポイントで2位、クリスチャン・アールマン(ドイツ)が53ポイントで3位、バート・ブレス(オランダ)が41ポイントで4位、カトリン・エッカーマン(ドイツ)が40ポイントで5位につけている。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。