フィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)がLGCTグランプリ・ドーハを制覇/LGCT202 第1戦・ドーハ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2023 第1戦・ドーハ大会/CSI5*GCT Doha]

現地時間4日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2023 第1戦・ドーハ大会(開催地:カタール/ドーハ)最終日に行われたLGCTグランプリ・ドーハ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、フィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)&ジャスト・ビー・ジェントル号が優勝。2位にクリスチャン・ククック(ドイツ)&ナイス・ヴァント・ゾルグヴリート号、3位にシモン・ドレストア(フランス)&デクスター・フォンテニスZ号が入った。

第1走行

出場39人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番のラシード・トワイム・アリ・アル・マリ(カタール)&コンコルデスNRW号。続く5番のハンス・ディーター・ドレーアー(ドイツ)&エリジウム号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク4位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&ビンゴ・デュ・パーク号、同ランク8位のマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ルイージ・デクリプス号、10位でFEIヨーロッパ選手権2009個人金メダリストのケビン・スタウト(フランス)&ダイアロウ・ブルーPS号、12位のシモン・ドレストア(フランス)&デクスター・フォンテニスZ号、フィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)&ジャスト・ビー・ジェントル号、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号、そして、日本の川合正育(杉谷乗馬クラブ)&サクソ・デ・ラ・コウ号など10人馬がクリアラウンド。トータル12人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク1位でFEI世界馬術選手権大会2022個人・団体二冠のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は途中棄権、同ランク7位でパンアメリカン競技大会2019個人・団体二冠のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)、FEIワールドカップ・ファイナル2003・2006・2010チャンピオンのマーカス・アーニング(ドイツ)は減点8、同ファイナル2011チャンピオンのクリスチャン・アールマン(ドイツ)は減点4に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、7人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの34.37をマークしたフィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)&ジャスト・ビー・ジェントル号が見事にLGCTグランプリ・ドーハを制し、優勝賞金123,750ユーロ(約1,790万円)を獲得。11月開催予定のGCプラハ・プレーオフで行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

続いて、クリスチャン・ククック(ドイツ)&ナイス・ヴァント・ゾルグヴリート号が減点0、34.42秒で2位、シモン・ドレストア(フランス)&デクスター・フォンテニスZ号が減点0、34.46秒で3位、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号が減点0、34.65秒で4位、イオリ・マイティリノウ(ギリシャ)&レヴィス・デ・ミューズ号が減点0、35.51秒で5位に。そして、日本の川合正育(杉谷乗馬クラブ)&サクソ・デ・ラ・コウ号は減点8、38.00秒で11位という結果に終わっている。

ジャスト・ビー・ジェントル号はオランダ産のKWPN種(9歳牝馬)。2020年よりフィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)とコンビを組み、2022年にドイツのCSI2*で145cmクラスを2勝、2023年にジャンピング・アムステルダム2023(CSI5*-W Amsterdam)で150cmクラス2位という成績を残している。

PHOTO:©Longines Global Champions Tour / GCL