カトリン・エッカーマン(ドイツ)がLGCTグランプリ・マイアミビーチ連覇/LGCT2023 第2戦・マイアミビーチ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2023 第2戦・マイアミビーチ大会/CSI5*GCT Miami Beach]

現地時間15日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2023 第2戦・マイアミビーチ大会(開催地:アメリカ/フロリダ州マイアミビーチ)最終日に行われたLGCTグランプリ・マイアミビーチ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、カトリン・エッカーマン(ドイツ)&カラ・マンディア号が優勝。2位にエドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ベントレー・デ・サリー号、3位にマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号が入った。

第1走行

出場39人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、5番のハレド・アルモブティ(サウジアラビア)&スペースケーキ号。続いて、9番のアブデル・サイード(ベルギー)&ボニー・アミー号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク10位のマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号、デビッド・ウィル(ドイツ)&マイプリンス・ヴァン・ドルパーハイデ号、エドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ベントレー・デ・サリー号、マージー・ゴールドスタイン・アングル(アメリカ)&ディカス号、カトリン・エッカーマン(ドイツ)&カラ・マンディア号の5人馬がクリアラウンド。トータル7人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク1位でFEI世界馬術選手権大会2022個人・団体二冠、FEIワールドカップ・ファイナル2023チャンピオンのヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は減点4、同ランク4位でFEIワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点22、7位でパンアメリカン競技大会2019個人・団体二冠のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)は減点12、8位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)は減点4でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの40.26をマークしたカトリン・エッカーマン(ドイツ)&カラ・マンディア号が昨年に続くLGCTグランプリ・マイアミビーチ連覇を達成し、優勝賞金100,000ユーロ(約1,485万円)を獲得。11月のGCプラハ・プレーオフで行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

続いて、エドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ベントレー・デ・サリー号が減点0、41.22秒で2位、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号が減点0、41.35秒で3位、マージー・ゴールドスタイン・アングル(アメリカ)&ディカス号が減点0、44.74秒で4位、デビッド・ウィル(ドイツ)&マイプリンス・ヴァン・ドルパーハイデ号が減点4、39.14秒で5位に入った。

カラ・マンディア号はドイツ産のウエストファーレン種(10歳牝馬)。2019年よりカトリン・エッカーマン(ドイツ)とコンビを組み、2022年にLGCT2022 マイアミビーチ大会(CSI5*GCT Miami Beach)でグランプリ優勝、ドイツのCSI4*で150cmクラス優勝、ベルギーのCSI2*で145cmクラス優勝という成績を残している。

なお、LGCT2023年間ランキングは、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)は63ポイントで首位、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)が62ポイントで2位、ハンス・ディーター・ドレーアー(ドイツ)が54ポイントで3位、クリスチャン・ククック(ドイツ)が53ポイントで4位、アブデル・サイード(ベルギー)が49ポイントで5位につけている。

PHOTO:©LGCT 

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。