エリン・バラード(カナダ)がロンジン・スピードチャレンジを制す/ロンジン・ニューヨークマスターズ2018

ロンジン・マスターズ

[ロンジン・ニューヨークマスターズ2018/CSI5*LM New York]

現地時間27日、ロンジン・ニューヨークマスターズ2018(開催地:アメリカ/ニューヨーク州ニューヨーク)2日日に行われたロンジン・スピードチャレンジ(スピード&ハンディネス競技/150cm)にて、エリン・バラード(カナダ)&ファンタスト号が優勝。2位にはブリアン・グータル・マーター(アメリカ)&ファインマン号、3位にはクリステン・ヴァンダービーン(アメリカ)&ブル・ランズ・ファウスティーノ・デ・ティリ号が入った。

競技序盤。出場24人馬のうち、最初にスタートを切ったクリステン・ヴァンダービーン(アメリカ)&ブル・ランズ・ファウスティーノ・デ・ティリ号が62.04秒(58.04秒+2落下のペナルティタイム4秒)の好タイムでフィニッシュ。後続の人馬にプレッシャーをかける。

しかし、7番のブリアン・グータル・マーター(アメリカ)&ファインマン号がこの競技最初のノーミスフィニッシュ。61.86秒をマークし、ヴァンダービーンをかわして首位に躍り出ると、母国ライダーが見せた見事な走行にスタンドのファンから大きな歓声が湧き上がる。とろこが、その歓喜も束の間、続く8番のエリン・バラード(カナダ)&ファンタスト号が60.62秒(58.62秒+1落下のペナルティタイム2秒)という素晴らしいタイムをマーク。マーターから首位の座を奪うと、後続の人馬はこのタイムをなかなか上回ることができない。

15番、世界ランキング3位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mザロウベット号は62.10秒。18番のパトリス・ドゥラヴォー(フランス)&ヴェスタル・デ・マズルHDC号は62.60秒20番、世界ランキング4位のケビン・スタウト(フランス)&アヤーデ・セプトン・エHDC号は途中棄権。そして、最終24番、同ランキング8位のマクレーン・ウォード(アメリカ)&HHカラス号も63.28秒でフィニッシュ。

以上の結果、エリン・バラード(カナダ)がロンジン・マスターズ・シリーズ初参戦にして、見事にロンジン・スピードチャレンジを制覇。優勝賞金33,000ドル(約360万円)を獲得した。バラードは「天性のスピードを持っていることが、私の馬(ファンタスト号)の最大の違いです。彼には大きなストライドがあり、鋭いターンもできる。スタートからゴールまで、私たちは勝利に値したと思います。彼は本当に速いです!」と愛馬を称え、勝利の喜びをかみしめた。

PHOTO:Longines Media Center