[MLSJ2021 第4戦 エンジェルストーン大会Ⅱ/CSI5* MLSJ Rockwood]
現地時間28日、MLSJ(メジャーリーグ・ショージャンピング)2021 第4戦 エンジェルストーン大会Ⅱ(開催地:カナダ/オンタリオ州ロックウッド)最終日に行われたクボタ・グランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/155-160cm)にて、マック・コーン(カナダ)&ザイア・ディ・サン・ジョバンニ号が優勝。2位にロドリゴ・ペソア(ブラジル)&クオリティFZ号、3位にシェーン・スウィートナム(アイルランド)&カーリン・ファント・ヴェンネホフ号が入った。
マック・コーン(カナダ)は1952年生まれ、今年70歳になったベテランライダー。1996アトランタ五輪、2008北京五輪、FEI世界馬術選手権大会2002、パンアメリカン競技大会2007にカナダ代表として出場し、北京五輪では団体銀メダリストになっている。近年は出場数も減り、勝ち星からも遠ざかっていたが、久々のビッグタイトル獲得となった。
第1走行
出場25人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のピーター・レオーネ(アメリカ)&ドナ―号。続いて、5番の二コラ・ウォーカー(カナダ)&エクセレントB号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク25位でFEIヨーロッパ選手権2017団体金メダリストのシェーン・スウィートナム(アイルランド)&カーリン・ファント・ヴェンネホフ号、2004アテネ五輪個人金メダリストのロドリゴ・ペソア(ブラジル)&クオリティFZ号など7人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル9人馬で争われることになった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、3番目のマック・コーン(カナダ)&ザイア・ディ・サン・ジョバンニ号が36.78秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたピーター・レオーネ(アメリカ)&ドナ―号をかわして、首位に立つ。
4番目のエイミー・ミラー(カナダ)&トルーマン号は減点4、5番目のロドリゴ・ペソア(ブラジル)&クオリティFZ号はクリアラウンドするが、タイムは37.08秒で一番時計を更新することはできない。さらに、7番目のシェーン・スウィートナム(アイルランド)&カーリン・ファント・ヴェンネホフ号、最終9番目のジョーダン・コイル(アイルランド)&ボストンASK号など、後続の4人馬はすべて減点4でフィニッシュ。
以上の結果、マック・コーン(カナダ)&ザイア・ディ・サン・ジョバンニ号が見事にクボタ・グランプリを制し、優勝賞金54,250ドル(約596万円)を獲得した。
PHOTO:© Major League Show Jumping