[MLSJ2022 第9戦 ラ・キンタ大会/CSI5* MLSJ Thermal]
現地時間3日、MLSJ(メジャーリーグ・ショージャンピング)2022 第9戦 ラ・キンタ大会(開催地:アメリカ/カリフォルニア州サーマル)最終日に行われた$217,200 MLSJ 1.55m グランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/155cm)にて、ダニエル・コイル(アイルランド)&レガシー号が優勝。2位にコナー・スワイル(アイルランド)&ナダル・ヒーロー&DB号、3位にショーン・ジョビン(カナダ)&ダリウス号が入った。
第1走行
出場33人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、8番のダニエル・コイル(アイルランド)&レガシー号。続いて、18番のショーン・ジョビン(カナダ)&ダリウス号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク5位のコナー・スワイル(アイルランド)&ナダル・ヒーロー&DB号、エイミー・ミラー(カナダ)&トルーマン号の2人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル4人馬で争われることになった。なお、世界ランク16位のケント・ファリントン(アメリカ)は途中棄権に終わり、ジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の35.13秒をマークしたダニエル・コイル(アイルランド)&レガシー号が見事に$217,200 MLSJ 1.55m グランプリを制し、優勝賞金54,300ドル(約741万円)を獲得した。
続いて、コナー・スワイル(アイルランド)&ナダル・ヒーロー&DB号が減点0、38.33秒で2位、ショーン・ジョビン(カナダ)&ダリウス号が減点0、43.68秒で3位、エイミー・ミラー(カナダ)&トルーマン号が減点8、47.74秒で4位、第1走行を減点1でフィニッシュしたアレクシス・ソコロフ(アメリカ)&カルシエEB Z号が5位に入った。
レガシー号はベルギー産のザンガーシャイド種(12歳牝馬)。2018年よりダニエル・コイル(アイルランド)とコンビを組み、同年にカナダのCSI2*でグランプリ優勝、2019年にアメリカのCSI2*でグランプリ優勝、2021年にアメリカのCSI3*でグランプリ2勝、2022年にロイヤルホースショー2022(CSI5*-W Toronto)でFEIワールドカップ・トロント大会優勝という成績を残している。
PHOTO:© Major League Showjumping
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。