[MLSJ2023 第7戦 モンテレイ大会/CSI5* MLSJ Monterrey]
現地時間12日、MLSJ(メジャーリーグ・ショージャンピング)2023 第7戦 モンテレイ大会(開催地:メキシコ/モンテレイ)最終日に行われたGNPグランプリ1.60(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、リチャード・フォーゲル(ドイツ)&セパーノ・バルーベ号が優勝。2位にエリン・バラード(カナダ)&リビドー・ヴァント・ホフケン号、3位にグレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&エース・オブ・ハーツ号が入った。
第1走行
出場25人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、11番のエドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5オリジ・オルタ号。続いて、13番のホセ・アルベルト・マルティネス・バスケス(メキシコ)&クインリー号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク13位のリチャード・フォーゲル(ドイツ)&セパーノ・バルーベ号、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&エース・オブ・ハーツ号、エリン・バラード(カナダ)&リビドー・ヴァント・ホフケン号の3人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル5人馬で争われることになった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの34.33秒をマークしたリチャード・フォーゲル(ドイツ)&セパーノ・バルーベ号が見事にGNPグランプリ1.60を制し、優勝賞金182,000カナダドル(約1,995万円)を獲得した。
続いて、エリン・バラード(カナダ)&リビドー・ヴァント・ホフケン号が減点0、36.79秒で2位、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&エース・オブ・ハーツ号が減点0、37.25秒で3位、エドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5オリジ・オルタ号が減点4、36.34秒で4位、ホセ・アルベルト・マルティネス・バスケス(メキシコ)&クインリー号が減点4、37.63秒で5位に入った。
セパーノ・バルーベ号はドイツ産のドイチェススポーツホース種(9歳牡馬)。2023年よりリチャード・フォーゲル(ドイツ)とコンビを組み、冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク10(CSI4*Wellington FL)でWEFチャレンジカップ優勝、ウィーク12(CSI5*Wellington FL)でグランプリ優勝、CHIOアーヘン2023(CSIO5*RGS Aachen)で155cmクラス優勝などの成績を残している。
PHOTO:© Major League Show Jumping
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。