[スプリングMET2022 ツアー4 ウィーク2/CSI3*Oliva]
現地時間17日、スプリングMET2022 ツアー4 ウィーク2(開催地:スペイン/オリーヴァ)最終日に行われたオリーヴァノヴァビーチ&ゴルフリゾートグランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、マリアーノ・マルティネス・バスティダ(スペイン)&ベランコVDウィンホーヴZ号が優勝。2位にリーヴェン・デボス(ベルギー)&インカズ・ビッグ・シンク号、3位にナイアル・タルボット(アイルランド)&FTSエリオット号が入った。
第1走行
出場34人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のリッケ・ベリンダ・バーカー(デンマーク)&タバロウPS号。続いて、7番のフィリペ・マルタ・ダ・コスタ(ポルトガル)&イワンB号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&アラモ号、マリアーノ・マルティネス・バスティダ(スペイン)&ベランコVDウィンホーヴZ号、リーヴェン・デボス(ベルギー)&インカズ・ビッグ・シンク号、ビクター・ラウデット(フランス)&ダムゼル・デュ・ブレッシュ号、ナイアル・タルボット(アイルランド)&FTSエリオット号など7人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル9人馬で争われることになった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、8人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の34.56秒をマークしたマリアーノ・マルティネス・バスティダ(スペイン)&ベランコVDウィンホーヴZ号が見事にオリーヴァノヴァビーチ&ゴルフリゾートグランプリを制し、優勝賞金12,875ユーロ(約175万円を)を獲得した。
続いて、リーヴェン・デボス(ベルギー)&インカズ・ビッグ・シンク号が減点0、37.29秒で2位、ナイアル・タルボット(アイルランド)&FTSエリオット号が減点0、37.47秒で3位、フィリペ・マルタ・ダ・コスタ(ポルトガル)&イワンB号が減点0、38.08秒で4位、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&アラモ号が減点0、38.21秒で5位に入った。
ベランコVDウィンホーヴZ号はベルギー産のザンガーシェイド種(13歳牡馬)。ジャン・クリストフ・デ・グランデ(ベルギー)とのコンビで、2018年にベルギーのCSI3*、2019年にスペインのCSI3*でグランプリ優勝。2020年よりマリアーノ・マルティネス・バスティダ(スペイン)とコンビを組み、同年にポルトガルのCSI2*、2021年にベルギーのCSI2*でグランプリを制している。
PHOTO: © MET / Hervé Bonnaud / http://www.1clicphoto.com
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。