[アンダルシア・サンシャインツアー2022 ウィーク3/CSI4*Vejer de la Frontera]
現地時間27日、アンダルシア・サンシャインツアー2022 ウィーク3(開催地:スペイン/ベヘール・デ・ラ・フロンテーラ)最終日に行われたビッグツアーグランプリ 1.55(標準障害飛越競技 238.2.2/155cm)にて、ペドロ・ヴェニス(ブラジル)&ニムロッド・デ・ミューズZ号が優勝。2位にユーリ・マンスール(ブラジル)&ウンベルトASK号、3位にキャメロン・ハンリー(アイルランド)&ESIトゥールーズ号が入った。
第1走行
出場50人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のピエール・アラン・モルティエ(フランス)&ジャスト・ドゥ・イットR号。続いて、レオポルド・ヴァン・アステン(オランダ)&VDLグループ・ミス・アンタッチャブル号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、ユーリ・マンスール(ブラジル)&ウンベルトASK号、ペドロ・ヴェニス(ブラジル)&ニムロッド・デ・ミューズZ号、キャメロン・ハンリー(アイルランド)&ESIトゥールーズ号の3人馬がクリアラウンド。トータル5人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク20位で2012ロンドン五輪個人金メダリスト、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2015・2016・2019チャンピオンのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号は減点9、日本の杉谷泰造(杉谷乗馬クラブ)&クインシー号は減点12でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の38.91秒をマークしたペドロ・ヴェニス(ブラジル)&ニムロッド・デ・ミューズZ号が見事にビッグツアーグランプリ 1.55を制し、優勝賞金23,800ユーロ(約307万円)を獲得した。
続いて、ユーリ・マンスール(ブラジル)&ウンベルトASK号が減点0、38.91秒で2位、キャメロン・ハンリー(アイルランド)&ESIトゥールーズ号が減点0、40.21秒で3位、レオポルド・ヴァン・アステン(オランダ)&VDLグループ・ミス・アンタッチャブル号が減点4で4位、同じく減点4だったピエール・アラン・モルティエ(フランス)&ジャスト・ドゥ・イットR号がタイム差で5位となった。
ニムロッド・デ・ミューズZ号はベルギー産のザンガーシャイド種(11歳牡馬)。2019年よりペドロ・ヴェニス(ブラジル)とコンビを組み、2021年にスペインのCSI2*でグランプリ2位1回、3位1回という成績を残している。
PHOTO:© Sunshine Tour / Moises Basallote Fotografia / Ahmed44 Photography
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。