ケビン・ヨーケムス(オランダ)がビッグツアーグランプリ1.55を制覇/アンダルシア・サンシャインツアー2023 ウィーク2

サンシャインツアー

[アンダルシア・サンシャインツアー2023 ウィーク2/CSI4*Vejer de la Frontera]

現地時間19日、アンダルシア・サンシャインツアー2023 ウィーク2(開催地:スペイン/ベヘール・デ・ラ・フロンテーラ)最終日に行われたビッグツアーグランプリ1.55(標準障害飛越競技238.2.2/155cm)にて、ケビン・ヨーケムス(オランダ)&ラ・コスタ号が優勝。2位にマイケル・G・ダフィー(アイルランド)&クリチコ17号、3位にスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ヴァレンチノ号が入った。

第1走行

出場50人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のアンジェリカ・フォン・エッセン(スウェーデン)&コチェラ号。続いて、6番のフランク・シャッター(オランダ)&グリーム号減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ヴァレンチノ号、ジル・トーマス(ベルギー)&エルフラ・ヴァン・ビークZ号、ケビン・ヨーケムス(オランダ)&ラ・コスタ号、ハリー・アレン(アイルランド)&カルキュレイタス号など7人馬がクリアラウンド。トータル9人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク2位でFEIワールドカップ・ファイナル2022チャンピオン、FEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は減点12、2012ロンドン五輪個人金メダリスト、FEIワールドカップ・ファイナル2015・2016・2019チャンピオンのスティーヴ・ゲルダ(スイス)は減点4に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの40.91をマークしたケビン・ヨーケムス(オランダ)&ラ・コスタ号見事にビッグツアーグランプリ1.55を制し、優勝賞金24,425ユーロ(約350万円を)を獲得した。

続いて、マイケル・G・ダフィー(アイルランド)&クリチコ17号が減点0、41.29秒で2位、スコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ヴァレンチノ号が減点0、41.42秒で3位、ハリー・アレン(アイルランド)&カルキュレイタス号が減点4、38.80秒で4位、ジル・トーマス(ベルギー)&エルフラ・ヴァン・ビークZ号が減点4、39.92秒で5位に入った。

ラ・コスタ号はベルギー産のベルジャンウォームブラッド種(12歳牝馬)。2022年よりケビン・ヨーケムス(オランダ)とコンビを組み、ロンジンCHIクラシックス・バーゼル2023(CSI5*-W Basel)でFEIワールドカップ・バーゼル大会5位、ドイツのCSI3*で150cmクラス2位といった成績を残している。

PHOTO: © Sunshine Tour 

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。