スティーヴ・ゲルダ(スイス)がエクワインアメリカグランプリ1.55制覇/アンダルシア・サンシャインツアー2023 ウィーク3

サンシャインツアー

[アンダルシア・サンシャインツアー2023 ウィーク3/CSI4*Vejer de la Frontera]

現地時間26日、アンダルシア・サンシャインツアー2023 ウィーク3(開催地:スペイン/ベヘール・デ・ラ・フロンテーラ)最終日に行われたエクワインアメリカグランプリ1.55(標準障害飛越競技238.2.2/155cm)にて、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ダイナミクス・デ・ベルヘム号が優勝。2位にマーティン・フックス(スイス)&コミサール・ペジ号、3位にヴァレンティン・ベスナール(フランス)&ダイナスティ・ド・ボーフール号が入った。

第1走行

出場50人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のアルマンド・トラポーテ(スペイン)&トルネードVS号。続く4番、世界ランク2位でFEIワールドカップ・ファイナル2022チャンピオン、FEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&コミサール・ペジ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、2012ロンドン五輪個人金メダリスト、FEIワールドカップ・ファイナル2015・2016・2019チャンピオンのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ダイナミクス・デ・ベルヘム号、ヤナ・ワージャース(ドイツ)&クラッシュ・ロワイヤル号、ケビン・ヨーケムス(オランダ)&ラ・コスタ号、アウレリア・ルーザー(スイス)&モリー・マローンZ号、ヴァレンティン・ベスナール(フランス)&ダイナスティ・ド・ボーフール号など10人馬がクリアラウンド。トータル12人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、7人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの39.38をマークしたスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ダイナミクス・デ・ベルヘム号見事にエクワインアメリカグランプリを制し、優勝賞金24,425ユーロ(約352万円を)を獲得した。

続いて、マーティン・フックス(スイス)&コミサール・ペジ号が減点0、39.92秒で2位、ヴァレンティン・ベスナール(フランス)&ダイナスティ・ド・ボーフール号が減点0、40.02秒で3位、アルマンド・トラポーテ(スペイン)&トルネードVS号が減点0、40.43秒で4位、アウレリア・ルーザー(スイス)&モリー・マローンZ号が減点0、41.66秒で5位に入った。

ダイナミクス・デ・ベルヘム号はフランス産のセルフランセ種(10歳牝馬)。2019年よりスティーヴ・ゲルダ(スイス)とコンビを組み、ブリュッセル・ステフェックス・マスターズ2021(CSI5* Brussels)で145cmクラス優勝、アンダルシア・サンシャインツアー2022(CSI4*Vejer de la Frontera)で145cmクラス優勝などの成績を残している。

PHOTO: © Sunshine Tour 

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられいている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。