[スウェーデン・インターナショナルホースショー2021／CSI4* Stockholm]
現地時間28日、スウェーデン・インターナショナルホースショー2021（開催地：スウェーデン／ストックホルム）最終日に行われたH&Mグランプリ（標準障害飛越競技238.2.2／155cm）にて、ヘンリク・フォン・エッカーマン（スウェーデン）＆グラマー・ガール号が優勝。2位にマリン・バーヤード・ジョンソン（スウェーデン）＆H&Mインディアナ号、3位にマルロン・モドロ・ザノテッリ（ブラジル）＆VDLエドガーM号が入った。
第1走行
出場18人馬のうち、最初のクリアラウンド（減点0で走行を終えること）は、2番のマリン・バーヤード・ジョンソン（スウェーデン）＆H&Mインディアナ号。続いて4番、世界ランク6位でパンアメリカン競技大会2019個人・団体二冠のマルロン・モドロ・ザノテッリ（ブラジル）＆VDLエドガーM号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ（優勝決定戦）が成立する。
その後、世界ランク3位のヘンリク・フォン・エッカーマン（スウェーデン）＆グラマー・ガール号、同ランク8位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー（イギリス）＆ジンジャー・ブルー号、オリヴィエ・フィリッパーツ（ベルギー）＆ミロ号、イオリ・マイティリノウ（ギリシャ）＆ラーティスタ・デ・トキサンドラ号の4人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。
なお、世界ランク1位で2020東京五輪個人銀メダリスト、LGCT2021チャンピオンのペダー・フレデリクソン（スウェーデン）、同ランク5位でLGCT2013・2014チャンピオンのスコットブ・ラッシュ（イギリス）、13位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ（オランダ）はいずれも減点4でのフィニッシュとなり、ジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ（優勝決定戦）
迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのマリン・バーヤード・ジョンソン（スウェーデン）＆H&Mインディアナ号が第1走行に続いてクリアラウンド。41.07秒という好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。
2番目のマルロン・モドロ・ザノテッリ（ブラジル）＆VDLエドガーM号、3番目のオリヴィエ・フィリッパーツ（ベルギー）＆ミロ号は減点4。さらに、4番目のベン・マー（イギリス）＆ジンジャー・ブルー号は減点8、5番目のイオリ・マイティリノウ（ギリシャ）＆ラーティスタ・デ・トキサンドラ号も減点4でバーヤード・ジョンソンには及ばない。
しかし、最終6番目のヘンリク・フォン・エッカーマン（スウェーデン）＆グラマー・ガール号が一番時計を1.47秒だけ更新する39.60秒でクリアラウンド。見事にH&Mグランプリを制し、優勝賞金289,707スウェーデン・クローナ（約361万円）を獲得した。
PHOTO：© SIHS / Roland Thunholm