マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)のヴェルディTN号が競技引退

海外障害馬術競技会

現地時間2日、2020東京五輪個人銅メダリストのマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)のトップホース、ヴェルディTN号(KWPN種/20歳牡馬)の競技引退が発表された。3月に開催予定のダッチ・マスターズ2022(CSI5* ‘s-Hertogenbosch)にて引退セレモニーが行われるという。

ヴェルディTN号は2008年よりファン・デル・フルーテンとコンビを組み、2012ロンドン五輪と2016リオデジャネイロ五輪に出場。ロンドン五輪では団体銀メダルを獲得した。また、FEI世界馬術選手権大会2014、FEIヨーロッパ選手権2015では団体金メダルを獲得、FEIネーションズカップ・ファイナル2014でもオランダチームの優勝に貢献した。

さらに、ジャンピング・ヴェローナ2017(CSI5*-W Verona)でFEIワールドカップ・ヴェローナ大会優勝、LGCT2014 マドリード大会(CSI5*GCT Madrid)、エキタ・リヨン2013(CSI5*-W Lyon)、プレジデントオブザUAEショージャンピングカップ2013(CSIO5*Al Ain)でのグランプリ優勝など、数々のビッグタイトルを勝ち取っている。

PHOTO:©FEI

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。