ケント・ファリントン(アメリカ)がWEFチャレンジカップ・ラウンド3を制する/冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク3

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク3/CSI3*Wellington FL]

現地時間22日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク3(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)4日目に行われた$37,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド3(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、ケント・ファリントン(アメリカ)&オーストリア2号が優勝。2位にローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号、3位にエイドリアン・スターンリット(アメリカ)&ベニー・ズレガシー号が入った。

第1走行

出場84人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は7番、世界ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)&オーストリア2号。続いて11番、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017を制したマクレーン・ウォード(アメリカ)&カスパー・ファン・ヘット・ヘレホフ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク10位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018を制したビージー・マッデン(アメリカ)、ローラ・クラウト(アメリカ)、シェーン・スウィートナム(アイルランド)、二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)、エイドリアン・スターンリット(アメリカ)、ロドリゴ・ペソア(ブラジル)など13人馬がクリアラウンド。トータル15人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)は規定タイムオーバーの減点1、世界ランク8位のダーラ・ケニー(アイルランド)、2012ロンドン五輪個人銅メダリストのシアン・オコナー(アイルランド)は減点4、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点8で第1走行での敗退が決まった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

ビージー・マッデン(アメリカ)、シェーン・スウィートナム(アイルランド)、二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)など6人馬が出場辞退したため、9人馬での争いとなったジャンプ・オフでは、トップバッターのケント・ファリントン(アメリカ)&オーストリア2号が早々とクリアラウンド。いきなり38.29秒の好タイムを叩き出し、後続の人馬がプレッシャーをかける。

2番目のマクレーン・ウォード(アメリカ)&カスパー・ファン・ヘット・ヘレホフ号、3番目のローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号もクリアラウンドするが、タイムはウォードが41.80秒、クラウトが39.79秒。さらに、4番目のロドリゴ・ペソア(ブラジル)&カリートズ・ウェイ6号、7番目のエイドリアン・スターンリット(アメリカ)&ベニー・ズレガシー号も減点0で続くが、ペソアが41.85秒、スターンリットが41.04秒でこちらもファリントンのタイムを上回ることはできない。

そして、最終9番目の人馬も減点0でフィニッシュしたが、タイムは46.80秒と一番時計には遠く及ばず。以上の結果、ケント・ファリントン(アメリカ)&オーストリア2号が見事に$37,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド3を制し、優勝賞金12,210ドル(約126万円を)を手にした。

PHOTO:Sportfot