ケント・ファリントン(アメリカ)がネットジェッツ・グランプリを制覇/冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク3

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク3/CSI3*Wellington FL]

現地時間31日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク3(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)最終日に行われた$137,000 ネットジェッツ・グランプリ((標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、ケント・ファリントン(アメリカ)&オーストリア2号が優勝。2位にスペンサー・スミス(アメリカ)&アヤーデ・ヒーローZ号、3位に二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)&カンタンガV/Hディンゲショフ号が入った。

第1走行

出場45人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番のロベルト・テラン・タフル(コロンビア)&デズ・オークトフ号。続いて、15番のイライザ・レアーマン(アメリカ)&エルナCL Z号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)&オーストリア2号、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017を制したマクレーン・ウォード(アメリカ)&カスパー・ファン・ヘット・ヘレホフ号、2012ロンドン五輪個人銅メダリストのシアン・オコナー(アイルランド)&キルケニー号、ローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号、スペンサー・スミス(アメリカ)&アヤーデ・ヒーローZ号、二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)&カンタンガV/Hディンゲショフ号など10人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル12人馬で争われることになった。

なお、世界ランク8位のダーラ・ケニー(アイルランド)、同ランク10位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018を制したビージー・マッデン(アメリカ)は減点4、世界ランク6位でLGCT2017・2018チャンピオンのベン・マー(イギリス)、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)は減点8。世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は減点9で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4番目にスタートを切ったスペンサー・スミス(アメリカ)&アヤーデ・ヒーローZ号が39.95秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたエイドリアン・スターンリット(アメリカ)&ベニーズ・レガシー号以下をかわして、首位に立つ。

6番目ののシアン・オコナー(アイルランド)&キルケニー号、7番目の二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)&カンタンガV/Hディンゲショフ号も減点0で続くが、オコナーが43.95秒、フィリッパーツが42.48秒でスペンサーのタイムには届かない。しかし、8番目のケント・ファリントン(アメリカ)&オーストリア2号が39.13秒でクリアラウンド。一番時計を0.82秒を更新して、首位に躍り出る。

そして、9番目のマージー・ゴールドスタイン・アングル(アメリカ)&ディカス号、10番目のローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号は減点4。11番目のポール・オシェア(アイルランド)&スカラ・グレンズ・チャンセロレス号、最終12番目のマクレーン・ウォード(アメリカ)&カスパー・ファン・ヘット・ヘレホフ号は減点8でフィニッシュ。

以上の結果、ケント・ファリントン(アメリカ)&オーストリア2号が見事に$137,000 ネットジェッツ・グランプリを制し、優勝賞金45,210ドル(約473万円)を獲得した。

PHOTO:Sportfot