ベルトラム・アレン(アイルランド)がWEFチャレンジカップ・ラウンド6を制す。カレン・ポーリー(木下グループ)も出場/冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク6

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク6/CSI3*Wellington FL]

現地時間19日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク6(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)4日目に行われた$37,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド6(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、ベルトラム・アレン(アイルランド)&キャッスルフィールド・ヴェガス号が優勝。2位にビージー・マッデン(アメリカ)&ブレイトリングLS号、3位にポール・オシェア(アイルランド)&スカラ・グレンズ・チャンセロレス号が入った。

第1走行

出場86人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のコナー・スワイル(アイルランド)&GKココ・シャネル号。続いて、4番のタナー・コロトキン(アメリカ)&カントリー・ボーイ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)&クリーダンス号、同ランク8位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018を制したビージー・マッデン(アメリカ)&ブレイトリングLS号、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&イデアル号、ベルトラム・アレン(アイルランド)&キャッスルフィールド・ヴェガス号、ポール・オシェア(アイルランド)&スカラ・グレンズ・チャンセロレス号など22人馬がクリアラウンド。トータル24人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は減点13、同ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点4、同ランク5位のベン・マー(イギリス)は途中棄権、同ランク9位のダーラ・ケニー(アイルランド)は減点1、同ランク14位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017を制したマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点8で、いずれも第1走行での敗退が決まった。

また、日本ナショナルチームメンバーのカレン・ポーリー(木下グループ)も、1落下の減点4で走行を終え、惜しくもジャンプ・オフ進出ならず。42位という結果に終わった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

ケント・ファリントン(アメリカ)、シェーン・スウィートナム(アイルランド)など8人馬が出場を辞退し、16人馬による争いとなったジャンプ・オフでは、9番目のポール・オシェア(アイルランド)&スカラ・グレンズ・チャンセロレス号が37.72秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたダニエル・リーハン(メキシコ)&コウラー・ヴァン・バーケンブローク号、タナー・コロトキン(アメリカ)&カントリー・ボーイ号以下をかわして、首位に立つ。

しかし、11番目のビージー・マッデン(アメリカ)&ブレイトリングLS号が37.00秒でクリアラウンド。オシェアのタイムを0.72秒上回り、堂々首位に躍り出る。そして、13番目、14番目、15番目の人馬がいずれも減点4でフィニッシュした後、いよいよ最終16番目のベルトラム・アレン(アイルランド)&キャッスルフィールド・ヴェガス号がアリーナへ。大きなプレッシャーがかかる中でスタートを切った人馬だったが、自慢の快速を存分に発揮し、一番時計を1秒近く更新する36.09秒でクリアラウンド。

以上の結果、ベルトラム・アレン(アイルランド)&キャッスルフィールド・ヴェガス号が ウィーク2に続いてのWEFチャレンジカップ2勝目を飾り、優勝賞金12,210ドル(約129万円)を獲得した。

PHOTO:Sportfot