WEFチャレンジカップ・ラウンド6はアリ・ウォルフ(アメリカ)とカール・クック(アメリカ)が優勝/冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク6

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク6/CSI3*Wellington FL]

現地時間18日、冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク6(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)4日目に$37,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド6のセクションAおよびセクションB(標準障害飛越競技 238.2.2/155cm)が行われ、セクションAでアリ・ウォルフ(アメリカ)&カサル号、セクションBでカール・クック(アメリカ)&フェシベル号がそれぞれ優勝を飾った。

第1走行

セクションAには52人馬が出場し、世界ランク18位のダーラ・ケニー(アイルランド)&グレート・ティキラJ号、ジョナサン・マックレア(アメリカ)&ファンタジーBB号、ゾーイ・コンター(ベルギー)&ダワ・デ・グリーンベイZ号、ロベルト・テラン・タファー(コロンビア)&デズ・オクトフ号など8人馬がジャンプ・オフ(優勝決定戦)へ。

50人馬が出場したセクションBでは、ナイエル・ナサール(エジプト)&コロナード号、アシュリー・ボンド(イスラエル)&ボヘミ・フルール号、カール・クック(アメリカ)&フェシベル号、エオイン・マクマホン(アイルランド)&チャクラ9号など8人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク11位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)はセクションAに出場し、減点4でフィニッシュ。セクションBに出場した世界ランク8位のケント・ファリントン(アメリカ)も同じく減点4で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

1人馬が棄権したため7人馬で争われたセクションAのジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の39.15秒をマークしたアリ・ウォルフ(アメリカ)&カサル号が見事に優勝を飾り、賞金12,210ドル(約140万円)を獲得した。以下、2位にベス・アンダーヒル(カナダ)&チャコ・キッド号、3位にジョナサン・マックレア(アメリカ)&ファンタジーBB号が入っている。

2人馬が棄権したため6人馬での争いとなったセクションBのジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、カール・クック(アメリカ)&フェシベル号が一番時計の39.22秒をマークして、見事に優勝。賞金12,210ドル(約140万円)を手にした。以下、2位にサミュエル・ハットン(イギリス)&H&Mキルロ・ヴァン・デン・ボスランド号、3位にアマンダ・ダービーシャー(イギリス)&コーンウォールBH号が入った。

カサル号はドイツ産のホルシュタイナー種(17歳牝馬)。2014年よりアリ・ウォルフ(アメリカ)とコンビを組み、2018年にアメリカのCSI4*でグランプリ優勝、同じくアメリカのCSI4*で2勝、2021年にアメリカのCSI3*でグランプリ2位2回、という成績を残している。

フェシベル号はオランダ産のKWPN種(12歳牝馬)。2019年にシャーン・カレイ(アイルランド)とのコンビでポーランドとデンマークのCSI2*でグランプリ優勝。同年5月からカール・クック(アメリカ)とコンビを組み、2019年にアメリカのCSI2*で2勝、2020年にアメリカのCSI4*で1勝を上げている。

PHOTO:Sportfot

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。