WEFチャレンジカップ・ラウンド1はサラ・シェイリング(アメリカ)が優勝/冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク1

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク1/CSI3*Wellington FL]

現地時間12日、冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク1(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)3日目に行われたアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド1(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、サラ・シェイリング(アメリカ)&マルグリット・デ・マリポーサ号が優勝。2位にジェイコブ・ポープ(アメリカ)&ハイウェイFBH号、3位にアリソン・ロビタイユ(アメリカ)&オーキンガム・リラ号が入った。

第1走行

出場68人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、7番のレイシー・ギルバートソン(アメリカ)&カーリン・ヴァント・ヴェネホフ号。続いて、10番のシドニー・シュルマン・デシデリオ(イスラエル)&J-ボストンS.E号減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク14位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)&ナマステ・ヴァン・ヘット・エイケヴェルド号、ダニエル・コイル(アイルランド)&クインティン号、アレックス・マッツ(アメリカ)&エルデント・ファン・デ・レーヴェルク号など10人馬がクリアラウンド。トータル12人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク6位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019・2022チャンピオンのベン・マー(イギリス)は減点4、同ランク10位でFEIワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点12、18位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点4でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの37.30秒をマークしたサラ・シェイリング(アメリカ)&マルグリット・デ・マリポーサ号見事にアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド1を制し、優勝賞金12,870ドル(約164万円を)を獲得した。

続いて、ジェイコブ・ポープ(アメリカ)&ハイウェイFBH号が減点0、38.29秒で2位、アリソン・ロビタイユ(アメリカ)&オーキンガム・リラ号が減点0、40.25秒で3位、ダニエル・コイル(アイルランド)&クインティン号が減点4、36.25秒で4位、レイシー・ギルバートソン(アメリカ)&カーリン・ヴァント・ヴェネホフ号が減点4、36.92秒で5位に入った。

マルグリット・デ・マリポーサ号はベルギー産のベルジャンウォームブラッド種(11歳牝馬)。ジェローム・ゲリー(ベルギー)とのコンビで、2021年にスペインのCSI3*でグランプリ優勝、2022年にフランスのCSI3*で150cmクラス優勝といった成績を残した後、同年10月よりサラ・シェイリング(アメリカ)とコンビを組んでいる。

PHOTO:Sportfot

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。