マーティン・フックス(スイス)がFEIワールドカップ・リヨン大会を制し、西ヨーロッパリーグ首位に浮上/エキタ・ロンジン2018

FEIワールドカップ

[エキタ・ロンジン2018/CSI5*-W Lyon]

現地時間4日、エキタ・ロンジン2018(開催地:フランス/リヨン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 西ヨーロッパリーグ 第4戦・リヨン大会(標準障害飛越競技/140-160cm)にて、マーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が優勝。2位にはロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&アンソール・デ・リトレンジLXII号、3位にはスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビアンカ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のニコラス・ドゥサーズ(フランス)&キラン・ド・レゾー号。続いて、12番のギョーム・フォートゥリエー(フランス)&ヴァルドッコ・デ・キャップス号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、世界ランク2位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビアンカ号、同ランク10位でFEI世界馬術選手権大会2018個人銀メダリストのマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号、2016リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのケビン・スタウト(フランス)&フォー・ジョイ・ファント・ゾーグフリートHDC号、ロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&アンソール・デ・リトレンジLXII号、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ダナ・ブルー号など8人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル10人馬で争われることになった。

なお、世界ランク3位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)、同ランク5位のマーカス・アーニング(ドイツ)、6位のダニエル・ドイサー(ドイツ)はいずれも減点4で走行を終え、ジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、5番目にスタートを切ったロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&アンソール・デ・リトレンジLXII号が35.78秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたギョーム・フォートゥリエー(フランス)&ヴァルドッコ・デ・キャップス号のタイムを上回り、首位に立つ。

6番目のピーター・デボス(ベルギー)&アパート号、7番目のマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ダナ・ブルー号、8番目のケビン・スタウト(フランス)&フォー・ジョイ・ファント・ゾーグフリートHDC号も減点0で続くが、いずれもデ・ルカのタイムを上回ることはできない。

しかし、9番目のマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が37.25秒でクリアラウンド。一番時計を0.53秒だけ更新して首位に躍り出ると、最終10番目のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビアンカ号もクリアラウンドをきめるが、タイムは37.89秒とフックスには届かず。

以上の結果、マーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号がFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 リヨン大会を制し、優勝賞金75,000ユーロ(約971万円)を獲得。同時にフックスは西ヨーロッパリーグランキング首位に浮上した。

PHOTO:©FEI